2024年春に開業予定の、北大阪急行箕面延伸建設工事が進んでいます。
千里中央から延伸し、箕面市に「箕面船場阪大前駅」、「箕面萱野駅」の2駅が建設される予定です。
「箕面に地下鉄が来る」と言われて50年。
延伸は、20年寝かされていた計画を倉田元箕面市長が強力に推進したことで実現。北大阪急行や御堂筋線の行先から「千里中央」がまもなく見納めになる予定です。
完成まで残り1年を切った、現在最新の工事状況を撮影してきました。
箕面萱野駅付近
2月にお伝えした箕面船場駅ですが、駅構体はもう殆ど完成していました!
連絡口となる、みのおキューズモール側からの様子。
工事は佳境を迎えており、いよいよ駅ビルの建設に取り掛かり始めています。
以前もお伝えしましたが、箕面萱野駅前には東急不動産が運営事業者となり、3階建ての駅ビルが建設される予定です。
2月時点ではこんな感じに見えていた連絡口も…
6月時点ではバリケードに覆われてこんな状態になっています。
駅出口の完成イメージ。ここから千里中央・梅田・難波…へのアクセスが開かれるのですね…!
駅西側の階段から。完全に駅舎が見えるようになりましたね
2月時点はこのように、まだ覆いで囲われていました。
覆いが外れたことで、西側からも駅が望めるようになっています。
下から。ここだけ切り取ると殆どもう駅が完成していますね…!
箕面萱野駅の仕様について
テーマ:~緑豊かな「箕面の自然」と調和し、新たな出発点となる駅 ~
ホーム:島式 約200m(10両対応)、幅員7m、一部で2m(南端)
改札口:2箇所(南駅舎・北駅舎)
出入口:南出口、北出口
<デザインの概要>
木の温もりを感じる色合いのルーバー天井を全面的に配置し、南駅舎では土をイメージするレンガタイルを壁面に配置することで、「箕面の自然」のイメージを表現しています。また、上屋に明るい光を取り込み、まちのランドマークとなる膜屋根を採用することで、まちの景観と調和し、新たな始発駅としてシンボルとなるデザインに仕上げます。
出典:北大阪急行 1)
箕面萱野~箕面船場阪大前駅間
続いて駅間の様子。2月とあまり変動がありません…が、
箕面萱野駅の駅舎が完成したことで、駅全景がはっきりと見えるようになりました!
白いテント状の膜屋根がいい感じに竣工しています。
そして撮影している時は気づきかなかったのですが、誰かいらっしゃいますね…?
こうして見ると、結構なアップダウンですね。箕面山麓を眼前に眺める良い風景が広がっています。
ちなみに、先程の場所にほど近い「COM1号館」のあった場所は、新しく箕面市立の病院が移転してくるようです。
新線開業にあわせて、箕面市のまちづくりも進んでいますね!
箕面船場阪大前
今回最も大きな動きがあったのが。この箕面船場阪大前駅周辺です。
新御堂筋の上部に、なにか大きな構体が出来ている…だと…?
目線を右にやると…
はっ…あれは…駅?
そう、箕面船場阪大前駅へと繋がる連絡橋(歩行者デッキ)のようでした。
地下駅なので地下通路で結ぶのかと思いきや、橋上連絡になるのでしょうか…?
完成イメージはこんな感じになるそうです! な、なるほど…
入口部分はこんな感じです。
駅への入口となる部分。白い屋根が何重にも重なるきのこのようなデザインとなります。
現在絶賛工事中。完成まで急ピッチで進められています。
どちらの駅もいよいよ完成が目に見え始めています!
箕面船場阪大前駅の仕様について
テーマ:~「繊維のまち」と「新しいまち」その玄関口となる駅~
ホーム:島式 約200m(10両対応)、幅員7m
改札口:1箇所
出入口:南出口、COM2号館出口、北出口(開業後2024年度竣工予定)
<デザインの概要>
地下1(改札)階では新たなまちをイメージしたメタル天井や円形照明、地下3(ホーム)階では折り重なった繊維をモチーフとした膜天井と壁を配置し、「船場のまち」のイメージを表現しています。随所に自然を感じる色合いのタイルを配置し、地下駅でありながらも自然の温かみを感じられるデザインに仕上げます。
出典:北大阪急行 1)
【北急延伸工事レポート】バックナンバー
参考文献
- 北大阪急行「駅の完成予想図、コンセプト」