2019年11月17日、毎年恒例のOsaka Metroフェスティバル2019(緑木検車場)公開イベントが開催されました。
今年の目玉はなんといっても市電11形(30号車)の復活運転です!
当サイトでは断続的にその動向をお伝えしていましたが、無事今回のイベント開催でお披露目となったようですね
さて、それでは当サイトと一緒に今年の緑木検車場を見ていきましょう!!
イベントの様子
会場へは住之江公園から今年も大阪シティバスの臨時便が運行。特製の方向幕を掲げています。
会場前には地下鉄シンボルマークののぼりが。何やかんや言ってもこのマークですよね。
先日開業したヨドバシ梅田のリンクスにもこのサインが採用されているそうで、すっかり大阪地下鉄のイメージです。
市電11形30号車の復活運転
会場南部にて…現れました!市電11形の30号車!現存している大阪市電気局の系譜の車両の中ではもっとも古い車両です。
皆さん興味津々。
車両はほぼそのまま再活用し、後部トロッコに蓄電池を載せていました。最初これが牽引している?と思いましたが、あくまでこれは電源車だけのようです。
ちなみに11形の電圧は600Vですが、なんと12V電池を50個つないでいるそうです。
乗務員の方の制服は当時を再現したものだそう。レトロな感じでバッチリ決まってます!
ちなみにこの市電11形、5月の時点では保存車両館に展示されていたんですが、今回”このイベントのためにわざわざ陸送業者(山広運輸)を呼んで陸送にて移動した”ようです。ガチ勢だ…。
いつもの定番
御堂筋線の第1車両である100形105号車は今年も安定に登場。緑木検車場公開の初期から参加しているイベントの顔ですね
おなじみ、ニュートラム100系(06編成)も。そろそろ外に出てきてくれないでしょうか…
ドア開閉体験。中の人&サインもしっかりと民営化仕様へ変化していました
リフレッシュ工事中の21系が登場。
14編成です。
今年は運転台も展示されていました。電子機器関係が全て抜かれています。ここもリフレッシュしているんですね~大掛かりだ…
外に出て、23系の展示。非常用貫通扉……君はそういう開き方もできるのか…
車内をよくよく見ると、イレギュラーな表示が!故障のため運転を中止する…というもの。こんなものも出せるんですね~
建築部・サインシステム
建築部のスペースに移動。現在民営化に伴うサインシステムが取り替えられている最中で、これでもかというほど旧サインが展示されていました
守口サイン「ひげ文字だと思ったな?それは嘘だ」
サイン交換についての年月なども表示されるなど、かなりマニアックかつ興味深い展示がなされていました
ちなみに今年はクイズに答えるとこんなサインシールが贈呈されていました。「マルコマーク」って書いているあたり、やはり社内でもこの呼び方なんですねぇ
中央線なのに…
全般検査などを行う大きな工場内では、現在検査中の20系38編成が展示。
普段どおり置いているだけかなぁ…と思ったその時。歴史が動いた。
車番は2238(20系)、色もちゃんと緑(中央線)……なのに、方向幕が「な か も ず」
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 中央線の電車を見ていたと
思ったら 方向幕が[なかもず](御堂筋線)になっていた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
その他
バススペースでは、いまざとライナーがやってきていました。「車内の水玉が可愛い!」と、お母さんからの好評な声が聞かれました笑
こちらはシティバスの新色。住之江営業所所属の車両のようでした。
2台並んで。実際の運行上は千躰~湯里六丁目で顔をあわすことがあります。
Nゲージ展示場ではなんと「レールクラフト阿波座」さんの協賛による地下鉄車両の展示が行われていました。びっくりです笑
谷町線の歴代車両がズラリと並んでいます。
こちらは御堂筋線。この他、ツートン時代の50系もありました。
定番の松屋の他に…
今年で3回目となった松屋カーの出店。緑木検車場公開の顧客層とぴったりマッチしているようで、いつもたくさんのお客さんで賑わっています
今年からはバスキンロビンス(サーティワンアイスクリーム)も参戦。11月なのに食べるのかな…と思ってたんですが、会場は日差しで暖かく、意外と購入されている方が多くて驚きました
また、毎年同日に(事前応募制で)行われていた部品販売イベントですが、今年は部品販売のみが独立して前日に行われました。