現在生野区と平野区で運行して人気を誇っているオンデマンドバスですが、新たな区へ進出予定があると発表がありました。
次の対象エリアは北区・福島区です!
オンデマンドバスとは
スマホや電話で呼ぶと、AIが自動判断して近くにいるバスを配車し、目的地まで乗せていってくれる便利なバスです。
これまで鉄道やバスといった「大きな拠点間を移動する」公共交通はあれど、そこから先のゴールまでを移動できる公共交通機関はなく、また大きな拠点間を移動できないようなエリアもあり、整備が求められていました。
高齢者の運転による事故が多発する中、安価な移動手段として期待されています。
【追記】公式発表もありましたが、当初予定の3月→4月になっている他はほぼ内容が変わっていません。
2つの事業者
オンデマンドバスは、今年の3月30日から1年間に渡って生野区・平野区にて社会実験が行われています。
大阪都市交通局と大阪メトロが実施し、大阪シティバスが実際の運行を担当しています。
今回の新しいオンデマンドバス運行エリア案。
北区は天神橋八丁目~天満橋あたりから大淀・中之島あたりまで、福島区は海老江~吉野から新御堂筋あたりまでとなっています。
エリアには重複があり、それぞれ中津・梅田あたりはどちらも乗り入れることになりそうです。
また、今回の北区・福島区エリアでは大阪メトロとあわせてWILLERグループも担当。
エリアは大阪メトロよりも狭く、概ね阪急梅田駅西側~野田駅あたりまでが対象となります。
ただし現在の時点では地域公共交通会議での合意が必要な段階で、その合意があり次第、国土交通省より許認可が通る段取りのようです。
「やりたい!」と言ってはいるものの、出来るかどうかはまだわからないということですね。
関連リンク
参考文献
大阪市『AIオンデマンド交通の社会実験に関する民間事業提案の公表及び事業者意見照会について(令和2年度募集案件)』