2020年になって、全国各地の地下鉄事業者において車両のリニューアルが始まろうとしています。
特に1970~80年代に開業した神戸・京都・仙台において、開業当時の第一世代の車両が経年を迎えることから、置き換えの動きが顕著になってきています。
今日は大阪も含めた、各地の地下鉄の車両動向をさらっとまとめてみました。
神戸市営地下鉄…現在投入中
今もっともダイナミックな車両行進計画が行われているのが神戸市営地下鉄・6000系の投入です。
1000系代替のみを目的とした投入かに思われましたが、なんと最新系列の3000系も廃車対象。実際に、現在既に3編成が離脱しています。
京都市営地下鉄…2021年度より
出典:京都市「新型車両の外観デザイン案(検討用)」< http://www.city.kyoto.lg.jp/templates/shingikai_kekka/cmsfiles/contents/0000246/246377/dai5kai.2.pdf >、2019年2月7日閲覧
京都市営地下鉄も現在新車投入が始められようとしています。3パターンのイメージを公表し、大々的にデザインへの投票を行いました。
2021年度にまず1本、その後22-23年度に2本づつを導入して、段階的に10系を置き換える計画です。
仙台市営地下鉄…2024年度より
撮影:にょほほ電鉄様
「鉄道プレス」でお伝えしたように、仙台市営地下鉄の南北線で活躍していた1000系の置き換えを発表。
形式名などはまだ不明ですが、東西線2000系のような銀地のアルミ/ステンレス車両となるようです。導入は2024年度からで、7年かけて22編成全てを置きかえる計画です。
【追記】新型形式名は3000系とのことです(情報提供:Noriyuki様)
アストラムライン…2019年度中
出典:http://astramline.co.jp/news2019_10.11.html
アストラムライン(広島高速交通)は、新型7000系を今年度中に投入予定です。
車両製造を担当するのは三菱重工で、1期目は2019年〜25年に11編成を投入、2期目に13編成の全24編成を投入するとの事です。
一見地下鉄らしくなく、どちらかというと新交通システムといった趣きですが、日本地下鉄協会のサイトにも掲載されています。
東京メトロ…2020年度中
出典:「有楽町線・副都心線に新型車両17000系を導入します 」- 東京メトロプレスリリース
有楽町線・副都心線、および半蔵門線に新車17000系・18000系を投入予定。17000系は2020年度中に営業開始、18000系は2021年度中の営業開始を目指します。
特に有楽町線・副都心線は現在運用についている7000系が車齢45年とかなりの高齢です。
大阪は…?
我らが大阪メトロは、現在御堂筋線10系の取替用に30000系の導入が進められています。
しかしながら、基本設計から10年ほどが経過していることから、万博を見越した中央線への新型車両投入は新系列の40000系の投入がアナウンスされています。
以前の発表によると2022年頃から営業運転を開始する予定だそうですが、果たして…