日本の第一種鉄道事業者で、いつのまにかOsaka Metroが資本金ランキング第一位になっていたようです。
Osaka Metroを運営する大阪市高速電気軌道は、2019年3月末時点での資本金が2500億円でした。
2017年の準備会社設立時には8750万円でしたが、その後増資を行ったようですね。
資本金ランキング
事業者名 | 資本金額 |
大阪市高速電気軌道 | 2500億円 |
JR東日本 | 2000億円 |
首都圏新都市鉄道 | 1850億円 |
近鉄グループホールディングス | 1264億円 |
東京臨海高速鉄道 | 1242億円 |
JR東海 | 1120億円 |
東武鉄道 | 1021億円 |
名古屋鉄道 | 1011億円 |
JR西日本 | 1000億円 |
阪急阪神ホールディングス | 994億円 |
南海電鉄 | 729億円 |
東京メトロ | 581億円 |
尚、第三種鉄道事業者も含めると、新関西国際空港の資本金が3000億円とトップです。
ただし、線路をJRと南海に貸し出すだけという特殊な形態なので、自分で鉄道車両を持って自線で運営する一般的な鉄道事業者では大阪市高速電気軌道が一位となりました。
ちなみに、2018年11月までは関電トンネルのトロリーバスを運営していた関西電力がトップでした。
資本金一位でも中小私鉄?
資本金が多いということは、一般の人や銀行などから受ける会社への信用力が高まるということであり、採用のしやすさや融資のされやすさに直結します。
大阪メトロは上場企業並み…いや、それをも超える資本金を持っているにも関わらず、扱いは何故か中小私鉄のままです。
これは業界団体である「日本民営鉄道協会」の決定に基づくもので、基本的に資本金額がどうとかはあまり関係ありません。
大阪メトロは、JR各社などと同じくそもそもこの業界団体に属していないことから、「資本金額では他大手私鉄をも上回るのに中小扱い」という妙な事態になっています。
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