谷町線・千日前線ともに、谷町九丁目駅の冷房設備が、2020年6月9日頃から修理不能の故障を起こしているようです。つまり今の両駅構内は、緊急的な代替設備を除いて全く冷房が効いていません。地獄か。
またこの夏のタイミングで……なんとも間の悪い。
冷房のない真夏の地下駅が果たしてどんな状態なのか、気温計と共に出かけてきました。
谷町線ホームへ
駅構内に入ります。ホームへ入ると、早速お詫びの書面が掲示されていました。
「今季運転不能」というワード、なかなかパンチが効いてます。
書面によると代替機を設置しているそうですが……?
Oh………
スポットクーラー、お前が孤軍奮闘しているのか……
このスポットクーラー、手前の細い管は冷風なのですが、その上から出ている太い管は熱処理され排出されている温風でトータル的にはプラマイゼロ。いや排出側が太い分、若干暑いか…?
使用されているのは天王寺に本社を置くSuidenの「スイファン」と呼ばれるもののようです。
この時点で気温計は29度に。4度も上がりました…まじっすか…
千日前線ホーム
さらに地下2階の千日前線ホームへと降り立ちます。若干こちらの方が暑いような…
30度になりました。ひぃいいいい
冷房の前に置かれたスポットクーラー。「ああ壊れたんだな」と一目で分かる絵面です
スイファン「後は俺に任せろ!!!!」
戻る頃には31度になっていました……。
まぁ谷町九丁目駅は谷町線で6分、千日前線で7分間隔で電車が来るのでそこまでなのかもしれませんが、ずっとおられる駅員さんは大丈夫なのでしょうか……
直射日光がないだけまだマシですが、やはり蒸し暑いことに変わりはありませんでした。どちらかというと雨天時の方が大変そうです。
ちなみに、6月頭頃には(暑さで?)この代替スポットクーラーまでもが壊れていたようです。確かに先程の写真をよく見ると新しいものになっていますね…?
余談
谷町九丁目駅から帰る途中、なんともレトロな「ひげ文字」のサイン看板を見つけました!
1・2番出口にあたるこの部分には古びた雑居ビルが建っていて、おそらく建設時のまま過ごしているものと思われます。
ここだけ切り取ると…おかしい、昭和時代に戻ってしまったようです。
冷房のない地下駅、谷町九丁目駅にお寄りの際には是非このレトロサインも眺めてみてくださいね。
民営化で従来放置されていたビルのサイン類も更新が始まっているので、もしかしたらこれも今後置き換え対象になるかもしれません。