【特集】さよなら、西田辺。

【特集】さよなら、西田辺。

御堂筋線の西田辺駅に、ホームドアが取り付けられました。

もちろん安全面からいうと喜ばしいことではあるのですが、鉄道趣味的にいうとホームドアは撮影の妨げになるのでちょっぴり残念。

西田辺駅は、数々の御堂筋線車両の廃車やリニューアル前のラストランを見届けてきた、私にとって少し特別な駅でもあります。

 

西田辺が特別なワケ

1.車庫までの距離

御堂筋線車両の重要検査・リニューアル・廃車といった重大イベントは、なかもずにある車庫(中百舌鳥検車場)から大国町を経由して、四つ橋線の北加賀屋駅にある緑木検車場まで回送されます。

何故このようなややこしいことをするかというと、中百舌鳥検車場にはおそらく搬出場所がないことや、大阪メトロの上位検査機能が緑木検車場に集約されているのが理由と思われます。

 

こういう時は、往路・復路が撮影出来る大国町駅周辺に人が集まるのですが、私は一貫して西田辺駅で撮影していました。

 

これは何故かというと、西田辺駅は列車の終着地である緑木検車場に最も近い御堂筋線の駅だからです。

つまり、西田辺で撮って→陸路で緑木検車場へ向かうのが最短ルートになるのが一つの理由です。

 

難波や大国町で往路を撮影し、復路を北加賀屋で狙ったとしても、本当の最後である車両の到着には間に合いません。

車両は緑木検車場に到着してしばらくすると電源を落としてしまうので、「起きている」状態で撮影できません。

まあこのあたりは、大阪メトロファンの矜持とでもいいましょうか、とにかくここを大事にしていました。

 

 

2.ホームがすっきりしている

もう一つの理由は、西田辺駅の構造がアウトカーブ気味で撮影しやすく、柱がないのですっきりとした構図になっているからです。

皆さんが大きなレンズやカメラで撮影される中、私は小さな単焦点レンズで1,2ショット撮影して撤収するのが常でした。

 

単焦点レンズだと設計が明るいので、地下でもシャッター速度が稼げて撮影しやすく、また近年はLED照明へと変わったことでより露出が稼げるようになりました。

 

 

西田辺ギャラリー

DSC02900

西田辺駅へのホームドア取り付けでこのアングルも見納めです。さようなら…ありがとう。

 

 

 

 

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