国土交通省は、2020年度における朝ラッシュ時の最混雑区間を会社別に発表しました。
コロナウィルスの影響をモロに受けた今年度は、なんとあの御堂筋線の最混雑区間が僅か116%程度になるなど、なかなか興味深いデータになっています。
路線別に見ていきましょう。
まずは全路線ランキング
1位 | 【御堂筋線】梅田→淀屋橋 | 116% |
---|---|---|
2位 | 【中央線】森ノ宮→谷町四丁目 | 112% |
3位 | 【谷町線】谷町九丁目→谷町六丁目 | 103% |
4位 | 【御堂筋線】難波→心斎橋 | 99% |
5位 | 【長堀鶴見緑地線】蒲生四丁目→京橋 | 98% |
大阪メトロ全線での混雑率ランキング。概ね予想通りの結果になっていますが、御堂筋線は最も混雑するところでも僅か116%程度とかなり抑えられた結果となりました。
前年度の同区間では混雑率148%だったことからも、この減少度合いが伺えます。
コロナウィルスによる感染防止策により、各社がテレワークや時差出勤を行ったことが背景にあるようですね。
御堂筋線のこの数値の後に、中央線、谷町線が続きます。
路線別上位は
続いて、路線別の上位を見てみましょう。
御堂筋線 | 梅田→淀屋橋 難波→心斎橋 |
116% 99% |
---|---|---|
谷町線 | 東梅田→南森町 谷町九丁目→谷町六丁目 |
87% 103% |
四つ橋線 | 西梅田→肥後橋 難波→四ツ橋 |
73% 82% |
中央線 | 本町→堺筋本町 森ノ宮→谷町四丁目 |
79% 112% |
千日前線 | 日本橋→谷町九丁目 鶴橋→谷町九丁目 |
57% 95% |
堺筋線 | 南森町→北浜 日本橋→長堀橋 |
77% 83% |
長堀鶴見緑地線 | 谷町六丁目→玉造 蒲生四丁目→京橋 |
63% 98% |
今里筋線 | 鴫野→緑橋 鴫野→蒲生四丁目 |
72% 64% |
ニュートラム | コスモスクエア→トレードセンター前 住之江公園→平林 |
88% 67% |
路線ごとの上位ランキング。御堂筋線の難波→心斎橋では100%を切る結果となっています。
100%を越えていたのは御堂筋線・谷町線・中央線だけで、残りは全て100%以下に。千日前線は57%と今里筋線よりも低い数値となっていました。
ニュートラムは車両そのものが小さいことからか、意外に乗車率がある傾向です。
関連リンク
参考文献
国土交通省
「資料3:最混雑区間における混雑率(2020)」令和3年7月9日
「資料3:最混雑区間における混雑率(2019)」令和2年9月25日