2021年2月より、御堂筋線動物園前駅のリニューアル工事がスタートしています。
昨年10月頃から本格的な改装工事に入っており、古くなった壁面の撤去、および新しいパネルのはめ込みなど、老朽化していた駅の印象が大きく変わりつつあります。
前回の動物園前駅のリニューアルは1969年4月なので、約50年ぶりのリフレッシュ工事となります。
そんな動物園前駅の現在の様子をお伝えします。
ダウンライト化
現在の動物園前駅の様子。以前とはガラッと雰囲気が変わりましたね。
駅の印象が大きく変わったのは、このダウンライトが大きな役割を果たしていると言えます。
これまであった蛍光灯は役目を終え、照度が強い消費電力が少ないLEDダウンライトが採用されました。
熱を発しているのか、ほんのり暑いのがネックですね…。
ビフォーアフター
列車通過部分はブラックのパネルを新調。実にスタイリッシュな印象となっています。
撮影:新御堂筋様
10月時点の様子。コンクリート打ちっぱなしの無味乾燥としたものでした。
新旧比較。駅名標が取り外され、上から被せられる骨組みが組まれています。
同位置からの新旧比較。柱・天井面が変わり、ホームドアが新しく付けられたのが変更ポイントです。
カバーの準備中
現在の動物タイルは、故・鯉江良二氏が手がけられたものです。
今回のリニューアルではそれを活かしつつ、上から壁面を覆うというデザインになります。
撮影:新御堂筋様
一部では先行的におおよそのイメージとなる部分が完成していました
こちらがその完成イメージ。
また緊急用担架収納スペースには、1980-90年代に描かれた天王寺動物園のイラストが入っています(作者不明)
動物園前駅の他、天王寺動物園でも積極的に使用されているイラストなのですが、こちらはリニューアルでどうなるのでしょうか。
2~3号車あたりでは、一足先にはめ込まれるパネルが稼働していました。
中階も変化
撮影:新御堂筋様
動物園へ連なる東改札も大きく変化が見られました。
これまでエレベータ工事の関係で狭かった東改札中階ですが、久しぶりに広くなった姿を見せています。
稼働を開始した東改札エレベータ。 撮影:新御堂筋様
地上部へ出る中階の様子。殺風景だったここも、変化が始まっています。
柱部分の上側にはアーチを描いた新しいカバーが取り付けられ始めていました。こちらもリニューアルが楽しみですね。
工期は2023年6月末まで。2年をかけてじっくりとリニューアルされる予定です。