Osaka Metroは、2025年に開催される大阪・関西万博に導入するEVバスのデザインを決定したと発表しました。
デザインのイメージ
出典:Osaka Metro 1)
大型バスのイメージ。全長10.5m,全幅2.5m、全高3.3mです。
製造元は北九州市に本社を置く「EVモーターズ・ジャパン」で、F8 Series2-City Busという名称のバスとなります。
車名 | F8 Series2-City Bus |
寸法 | 全長:10,450mm 全幅:2,490mm 全高:3,300mm |
乗車定員 | 77名 |
バッテリー容量 | 210kWh |
航続距離 | 280km(60km/h走行・エアコンOFF時) |
出典:Osaka Metro 1)
小型バスのイメージ。全長6.99m,全幅2.1m、全高3.1mです。
こちらも製造元は北九州市に本社を置く「EVモーターズ・ジャパン」で、F8 Series4-Mini Busという名称のバスとなります。
車名 | F8 Series4-Mini Bus |
寸法 | 全長:6,990mm 全幅:2,105mm 全高:3,100mm |
乗車定員 | 29名 |
バッテリー容量 | 114kWh |
航続距離 | 290km(40km/h走行・エアコンOFF時) |
どちらも黒をベースに、港町・大阪のイメージや大阪メトログループを象徴するブルーと、大阪市バス時代から受け継がれているグリーンをあわせたカラーリングとなっています。
Osaka Metroからの説明は次の通り。
EVバスのデザインは、ダイナミックかつスマートなデザインとし、フロントからサイドにスムーズに流れるラインを入れる等未来感、先進性をイメージするとともに、黒を基調としつつ、港町・大阪の海、Osaka Metro と大阪シティバスを象徴するブルーを使用し、大阪のシンボルとしての路線バスとして長年親しまれてきた車体カラーのグリーンをこれまでどおり踏襲しております。
また、スピード感を強調するため白い線をあしらっております。出典:Osaka Metro 1)
塗り分けこそ違うものの、用いられるカラーとしては現在運行中の新塗装バスと同じですが、そこと統一感を合わせる意味合いもあるのでしょうか。
導入本数について
このEVバスは、2023年7月下旬から大阪・関西万博開催時までに合計150台を投入。
会期中は万博会場へのアクセスを担い、閉幕後は路線バス・オンデマンドバスに転用するとしています。
EVバスの導入本数は、
・2022年7月の発表で100台
・2023年5月の事業計画発表時で93台
となっていましたが、最終的には「150台」となり随分数が増えた印象ですね。
また、このうち10台程度は自動運転バスとして運用する予定とのことです。
現在咲洲・舞洲から夢洲へ工事を担当する方の輸送バスがスタートしていますが、
・来月から投入が始まる
・大阪万博用
ということは、このEVバスがまずお披露目されるのはこの輸送バスからになるでしょうか。
所属や運用区間などがわかればまたお伝えしていきますね!
関連リンク
【大阪メトロ】2023年度の事業計画を発表。なんば駅に大型LEDビジョン・EVバス93両導入・中央線ホームドア設置開始など
参考文献
Osaka Metro「大阪・関西万博で活躍するEVバスのデザインを決定しました」、2023年6月15日
EVモーターズ・ジャパン「大阪市高速電気軌道株式会社様へEV バスを 100 台 納車いたします」、2023年6月15日