大阪シティバスは、2022~2024年度にかけてEVバスを合計100台導入すると発表しました!
大型バス65台、小型バス35台の布陣となります。
2025年に行われる大阪万博の会場内・外における輸送体制として活用し、万博終了後も大阪市内における路線バス、オンデマンドバス用の車両として活用するとのことです。
「SORA」ではない?
以前、大阪府の補助金にてバス事業者に対し100台を導入するというリリースがありましたが、今回は「大阪シティバスだけで100台」というのがポイントです。
大阪シティバスでは現在、試験的に1台の燃料電池バスが導入されていますが、今回は電気バスになるとのこと。
以前書いた「SORA」とはまた違った車両が導入されるのでしょうか。
また、一気に100台もあると充電するのに大混雑をきたすことから、運行管理システム、および充電を制御するシステムをあわせて導入するとしています。
更に、関西電力・ダイヘン・大林組・NEXCO東日本の4社と共同で、EVバスのうち10台を自動運転化してレベル4での自動運転を行うとのことです。
自動運転のレベル分けについて
レベル5:完全自動運転化
レベル4:高度自動運転化(特定条件下においての自動運転)
レベル3:条件付き自動運転化
レベル2:部分自動運転化
レベル1:運転支援(TASCなど)
レベル5が公道においてどのような状況でも自動運転を実施するのに対し、その一歩手前のレベル4では特定エリアにおいての自動運転を実施するものです。
すなわち万博会場や周辺駅までの「限定されたエリア」内で、ドライバーがいない完全自動運転を目指すことを掲げています。
関連リンク
参考文献
Osaka Metro「EVバス100台を導入し、エネルギー効率化を目指した運行管理システムを開発 万博輸送及び市内での運行に活用します」
Osaka Metro「電気バスの運行管理とエネルギーマネジメントの一体的なシステム開発~電気バス100台の運行管理の実現に向けて~」