大阪市バスの大幅な事業変革で、平成25年度までにバスターミナルや営業所や操車場などの廃止が相次ぎました。
当サイトでも、以前に弁天町バスターミナルの廃止をお伝えしましたね。
今回大阪市の公式Webサイトで、旧布施三ノ瀬操車場・神埼橋転回地などの3つの土地の売却が公示されているのでご紹介します。
参考リンク
「一般競争入札による市有不動産の売払い(リンク切れ)」- 大阪市交通局
(インターネットアーカイブ ページ)- 2020年9月時点で閲覧可能です
注目は各操車場の歴史
この資料で興味深いのは、物件調書のページにある操車場の歴史です。例えば、東深江操車場の「土地・建物の履歴」の項目にはこのような記載があります。
東深江操車場
所在地:東大阪市高井田西2丁目31番1
昭和40年7月、材料置き場として取得、昭和41年4月 検車場として使用、平成23年3月使用停止
昭和40年ごろに東大阪市の土地を材料置き場として取得、その後操車場に転換し長らく使用されていたようですね。
参考リンク
「もと東深江操車場用地土壌状況調査業務委託」- 大阪市交通局
布施三ノ瀬操車場
12号系統が発着していた布施操車場はこんな感じ。
東大阪市岸田堂北町8番
昭和15年6月から市バス車庫として使用、平成25年3月使用停止
こちらはなんと昭和15年と戦前から。青バス時代からのものと一部では噂されています笑
東大阪市にありながら、交通の面ではどちらかといえば大阪市寄りな土地柄だったんですね。
神埼橋転回地
大阪市淀川区加島4丁目1060番6
昭和27年2月からバス転回地として使用、それ以前は学校、平成26年3月使用停止
こちらも昭和27年となかなか年季が入っています。なんとそれ以前は学校だったようですね。
大きな変革の中で長く歴史を刻んだこれらの土地も、手放されていくのはちょっぴり寂しさもありますね。
日常や当サイトで取り上げないような他の大阪市営地下鉄の話題ならこちら
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Photo: Series207
Writer: Series207 2015/03/01
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