出典:中島 興健『土木施工 51』株式会社オフィス・スペース、2010年7月より、筆者が図作成
2025年の大阪万博開催候補地である夢洲(ゆめしま)。前回は、この地に計画されている中央線(北港テクノポート線)の夢洲駅への延伸計画があることについてお伝えしましたね。
夢洲は、大阪北港3港(咲州・夢洲・舞洲)の中でも、とりわけ何もない島で、これからどのような土地造成を行っていくのか、とても興味深い島となっています。
今回は、この夢洲へ行ってみました。
長閑で夢が広がる島
ご覧下さい。これが夢洲です。
奥左手に見えるのが舞洲にある無駄使いの悪名高い ごみ焼却施設「大阪市環境局 舞洲工場」です。
島の西側、夢洲中あたりに来てみました。がらんとした空き地が広がっています。奥右側に咲州のWTCコスモタワーが見えています
ちなみに、咲州に位置する「コスモスクエア」の名前については、書籍「マルコに恋して」でその理由を先行的に記載しましたが、「宇宙にまで広がるような拠点にしよう」との想いから、1988年に一般市民への公募で名付けられました。
この夢洲の拠点となる土地も、もしかすると何かしらの愛称がつくことになるかもしれません。
青い空、白い雲、奥に山が見え、草は生い茂る…なんと長閑な風景でしょうか。こんな風景でも大阪市です。
平日の夢洲は、トレーラーがひっきりなしに行き来しています。
一方、土日はトレーラーの姿も見えず、ガランとしています。
この地より更に西側へは通行止めで入れず。
先を覗いてみると、こんな風景が広がっていました
駅はどこ?
出典:中島 興健『土木施工 51』株式会社オフィス・スペース、2010年7月
出典:株式会社大阪港トランスポートシステム,大阪市「北港テクノポート線建設事業に係る事後調査報告書(PDF)」3p,
この2つの図案から考えると、夢洲駅と夢洲車庫の位置関係はおおよそこんな感じでしょうか
さきほどのこの写真が、車庫あたり。
この道路の奥側あたりが、夢洲駅でしょうか
島内唯一の商業施設
そんな何もない夢洲ですが、ポツンと1軒だけ商業施設があります。
それがセブンレイブン大阪夢洲店です。
この地への交通機関はほぼなく、店員さんにお話を伺ったところ、ここで働く人はすべて自動車で通勤しているとのこと。
2017年にオリンピック候補地が、2018年11月に万博候補地が決定します。
約8年後、この地が賑わいを見せ、変貌する時が来るのでしょうか。
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Photo,Writer :Series207 2017/6/20