昨日、吉村市長は定例会見でこのように発言されました
来年の4月に大阪市営地下鉄が民営化しますが、その受け皿となる事業準備会社、これを6月1日に設立いたします。
で、その会社名なんですけれども、まず法律上の会社名。これはもういろんな登記とかに出てきてますんで、法律的にどうしてもこの名前でいく必要がある、あるいはこの名前でいくのが最もスムーズだということで、法律上の名称としては大阪市高速電気軌道株式会社になります。ただ、これじゃなんだっちゅう話になりますので、いわゆる民営化会社の愛称であったりロゴというのはこれは民営会社としてしっかりやっていかんと、ということでこれは事業者公募によって行います。
これは専門の事業者が入ってくることになると思うんですが、事業者公募によって、新しい会社のロゴ、それから愛称というのを選定し、そして平成30年4月1日、会社が生まれるときにお披露目をしようというふうに考えています。ただ事業準備会社、それから法律上の手続きの関係から、いわゆる登記簿上の会社名としてはこういった会社名、大阪市高速電気軌道株式会社になります。
出典:https://thepage.jp/osaka/detail/20170518-00000033-wordleaf?page=3
この発言は、愛称やロゴはともかく、「法人事業名としては準備会社の名前をそのまま使用する」という意味にも取れます。
よくわからないので、その真相を確かめるべく、大阪市交通局さんに伺ってみました。
私:昨日、吉村(大阪)市長が仰られた、「大阪市高速電気軌道株式会社」という名前で、民営化を迎えるのでしょうか?
大阪市交通局の方:ええ、その予定です。マークや愛称など、利用者の皆様にわかりやすい、いわば目印となるところは別途これから調整していきますが、法人名としては「大阪市高速電気軌道株式会社」という名前で民営化を迎える予定です。
ま、まじですか…
つくばエクスプレスやあおなみ線に前例
「名古屋臨海高速鉄道」「首都圏新都市鉄道」と同じで、会社名と通称を変えるパターンかな
— みるでぃす'19 (@nordmildix) May 19, 2017
hatsumelo.comのみるでぃすさんに教えて頂いたのですが、実は「つくばエクスプレス」や「あおなみ線」も、運営する事業体はそれぞれ「首都圏新都市鉄道」「名古屋臨海高速鉄道」なのだそうです。
こういった運営事業会社と愛称が異なり、かつそれが浸透しているケースはあるようで、大阪の地下鉄もこういうケースになるものと思われます。
さすがに、まさか一般の方が日常会話において「高速電気軌道が~…」なんて会話をすることはないと思いますしね。笑
参考ツイート
新会社の名称は、準備会社名(大阪市高速電気軌道)を使用する予定
マジか! pic.twitter.com/x51JQ4niyy
— hida_36(Ltd. ▷) (@hida_36) May 18, 2017
まぁ、新会社として一旦迎えてから社名変更ということもなくもないので、永続的にこの名前が続くのかはちょっとわかりかねるところです。
名称に大阪”市”と入っていることからも、もし大阪都構想が実現すれば名称を変えないといけませんからね。笑
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Photo,Writer : Series207 2017/5/19