大阪市営地下鉄マニアから見た、橋下市長がやらかした3つの失政

大阪市営地下鉄マニアから見た、橋下市長がやらかした3つの失政

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橋下市長になってから、大阪市営地下鉄も色々変わりましたね。

大阪市営地下鉄を誰よりも近くで見ているのが大阪市営地下鉄マニアである私や、その他の大阪市営ファン。変化にはとっても敏感です。

前回は橋下市長の改革で行われた6つのメリットを挙げましたが、今日は反対に大阪市営地下鉄マニアから見た橋下市長がやってしまった失政をまとめてみました。

失政①:藤本交通局長と吉川氏との癒着

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桜川(上記画像)・喜連瓜破・恵比須町駅の3駅の壁面リニューアル工事事業を、計1496万2500円で契約を結んだ京都市内の内装工事会社であるジーク株式会社が、藤本氏の知人である書道家である吉川壽一(よしかわ じゅいち)が描いた字を使ったデザインを提案し、そのまま採用されました。

交通局の会議室で行われた審査では、書道家である吉川氏も直接駆けつけ、作品のコンセプトを説明したのだそうです。

 

…で、このデザインですよ。

 

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例えばこの桜川駅。白とピンクのツートンでシンプルな駅デザインだったところに、吉川壽一氏のデザインがドーンと謎の自己主張

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喜連瓜破駅も同様。両駅はもともと絵画がないツートンの綺麗な駅でした。

既存の壁面リニューアルに突如として現れた変な謎の文字は、明らかにデザインバランスがおかしくダサさしかありません。

 

この絵に1496万円も使ったなんて、本当にありえないです。

 

関連リンク

 

 

失政②:御堂筋線ホームドア計画の縮小

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当初、平松市長時代は御堂筋線全20駅へのホームドアの取り付けを平成31年度を目処に実施しようとしており、新造された30000系とリニューアル1本目である21系21607F編成は、それを目指してホームドア対応機器を取り付けていました。

御堂筋線の内、なかもず・新金岡・北花田を通る堺市の広報にも、以下のように記載されています

可動式ホーム柵は転落防止対策として効果的であると考えます。
堺市内3駅を含む地下鉄御堂筋線での可動式ホーム柵の設置について、事業主体である大阪市交通局は、今年度よりホーム柵設置に必要な自動列車運転装置の設置や車両改造に着手し、平成29年度よりホーム柵本体の制作を行い、平成31年度末の完了を予定しているとのことです。
堺市では、整備に要する経費の一部を事業主体に補助する補助金を今年度予算化しており、事業実施に合わせて補助するとともに、今後も円滑な事業推進に向けて協議、調整を行ってまいります。

https://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_shimin/data/13475.html

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また、10系チョッパ車(昭和50年代に製造された古い車両)においては、ホームドアの為に必要なTASC(定点自動停止装置)が取り付けられないことから、新型車両である30000系への入替えが計画されていました。

 

ところが方針を一転し、現在御堂筋線車両へのホームドア対応機器の取り付けは中止され、このままいくと事実上ほぼ確実に平成31年度の全駅取り付けは間に合わないことになります。

 

 

 

失政③:市バスロケーションシステムの縮小

大阪市バスロケーションシステム

バス停にある電子式のバス接近表示(バスロケーションシステム)は、2011年度から新規設置が凍結されています。

確かに近年は、スマートフォンにおいてバスロケシステムが利用出来ますが、万人が利用できるものではなく情報格差が生まれる原因になってしまいます。

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またこの他、通常切符による地下鉄⇔バスの乗継割引を廃止する(Pitapa・回数カードでの割引は維持)など、大阪市バスならではの最新システムの利便性を享受できなくなっているように思います。

 

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Writer : Series207  2015/11/22




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