千日前線日本橋駅において、2020年8月1日から「スマートエアフローシステム」と呼ばれる新しい空調システムの実験を東芝キヤリア・関西電力と共に実施しています。
これは、既存エアコン装置の上に「スマートエアフローシステム」を設置し、エアコンから出される冷気を左右に首振りするルーバーで届けるというものです。
要は、エアコン+扇風機の発展型ですね。
設置場所は
スマートエアフローシステム全景。先述したように、既存エアコンの上に設置されています。
裏側はこんな感じ。全てのエアコンに設置されているというわけではなく、難波側の端と
中間付近と、
そして谷町九丁目側の端の3箇所に設置されています。
3社の役割は次の通りです。
Osaka Metro | 実証実験用のスペースの提供、および設備運用者としてのユーザー評価 |
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関西電力 | 設置前後のホーム階の気温・湿度・気流等を計測し、意見を収集した上で、省エネ性を評価 |
東芝キヤリア | 実証実験で使用する機器の提供および取付・撤去工事を実施 |
中間付近については2基が設置されています。
室外機?も追設され、使われていない空間に設置されていることで世紀末感が漂っています。
なお、隣の谷町九丁目駅では冷房装置そのものが故障、今年は使用不可能であることが発表されています。
かたや冷房装置の実験を行っている中、かたや冷房装置が故障する状況……勿論この故障は偶然の産物なんですが、なんともタイミングの悪い…。
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