2020年12月17日12時44分頃、御堂筋線大国町~難波駅間において走行していた30000系09編成の電車線が急に停電。
停電区間は大国町~心斎橋にまで及び、復旧に相当の時間がかかる見込みであったことから、臨時で千里中央~梅田、天王寺~なかもず間で折返し運転を実施しました。
2020年12月17日(木曜日)12時44分頃、Osaka Metro 御堂筋線大国町駅~心斎橋駅間で送電に関するトラブルが発生しました。この影響により12時45分から全線で運転を見合わせ、14時20分から17時04分まで北大阪急行線千里中央駅から梅田駅間、天王寺駅からなかもず駅間での折り返し運行を行いました。原因につきましては、車両故障によるものと考えていますが、今後、詳細を調査いたします。なお、17時04分から全線での運行を再開しました。
出典:大阪市高速電気軌道『【お詫び】御堂筋線の運行見合わせについて』
前回は千里中央~梅田行きの様子をお伝えしましたが、今回は南の折り返し区間であるなかもず~天王寺折返し運用の様子についてご紹介します。
私は梅田方面へ出ていたので、今回は皆さんから頂いた写真を記事にさせて頂きました。
天王寺行き自体はよくある光景ですが…
撮影:Osaka-Subway.com
天王寺行き自体は御堂筋線の定番の行先である他、南方面からも「終電 天王寺行き」として運行されているため。さほど珍しい運用ではありません。
…が、北大阪急行車両が担当ということならまた話は変わってきます。
定期運用で北大阪急行車両が天王寺行きとして運用されることはまずないからです。ましてや、中百舌鳥発天王寺行きとなると…レア度がググっと上がります。
側面行先案内表示。今回はたまたま9004Fが南区間にいたことから、天王寺行きとして運行されていました。 撮影:新御堂筋様
車内案内表示もしっかりと対応しているようでした。「しょうわちょう・てんのうじ」だけの案内は本当に珍しいものです。
撮影:新御堂筋様
こちらは21系の車内案内表示機。天王寺始発なかもず行きであることが明確に表示されていますね。
天王寺駅の様子
撮影:新御堂筋様
ここからは天王寺駅の様子です。天王寺行きとして運行された車両は、従来通り一旦3番線に到着します。
撮影:新御堂筋様
その後動物園前方向に渡り線(ポイント)があることから、一旦そこまで進んだ後停止。
折返してポイントを渡り、1番線へと逆進入してくるというやり方で帰ってくるのです。
撮影:新御堂筋様
余った2番線はどうしてるのかというと、車両を留置させていました。
何かあった際にすぐ出動できるよう、予備配置させています。
撮影:新御堂筋様
前回紹介した北側もそうでしたが、今回の区間運転では全駅の発車標で「調整中」表示のようでした。
まとめ
前回・今回と、2記事にわたって臨時運転の様子をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
大阪メトロになってからというものの、有事の際すぐに臨機応変な対応をするようになって非常に好感が持てます。交通局時代は「とにかく全路線を止める」でしたから……。
今回のトラブル対応にあたられた、現場職員の皆様、本当にお疲れ様でした。
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