2022年6月13日、北大阪急行電鉄株式会社は2021年度（2021年4月1日～2022年3月31日）の決算を発表しました。
それによりますと、黒字か赤字かを示す「当期純損失」は724万円の赤字決算となっています。
前年度との比較
| 営業収益 | 当期純利益 | 利益剰余金 | |
|---|---|---|---|
| 2021年度 | 48億8481万円 | 724万円の赤字 |
68億9618万円 |
| 2020年度 | 47億7698万円 | 3億3032万円の赤字 |
70億7200万円 |
| 2019年度 | 62億0174万円 | 2億4076万円の黒字 | 75億5232万円 |
鉄道事業・不動産事業を合わせた営業収益は48億8481万円と、おおよそ前年度並み。
今期も赤字とは言え、かなりのところまで戻しています。
今期も剰余金が69億円近くあり、相変わらず鉄壁の財務体質であることに違いはありません。
部門別の状態
北大阪急行の事業内容は鉄道事業と不動産事業の2つ。今期も赤字の鉄道事業を不動産事業が下支えする形になりました。
昨年は赤字幅が大きくカバーしきれませんでしたが、鉄道事業における赤字額の縮小から、ほぼ均衡する状態にまで立ち直っています。
北大阪急行電鉄株式会社の代表的な事業
・【鉄道事業】…▲2億998万円 （北大阪急行南北線の運営、および新規路線の建設
・【不動産事業】…+2億8140万円 （AZALL桃山台、緑地駅ビルなどの運営
