【決算】大阪メトロ、初の赤字計上(2020年度決算)

【決算】大阪メトロ、初の赤字計上(2020年度決算)

2021年5月20日、Osaka Metroを運営する大阪市高速電気軌道株式会社は、2020年決算(2020年4月1日~2021年3月31日の営業成績)を発表しました。

それによりますと、黒字か赤字かを示す「親会社株主に帰属する当期純利益」は、43億円の赤字決算となっています。

 

前年度との比較

売上高 営業利益 純利益
2020年度 1338億円 88億円の赤字
43億円の赤字
2019年度 1841億円 352億円の黒字 271億円の黒字

※営業利益…営業によってもたらされた金額。
純利益…税金を支払ったり補助金額を足しての金額

営業利益、純利益共に赤字転落です。売上高の落ち込みは前年度比で▲27.3%となっています。

 

 

 

地下鉄以外はまだ育成中

・鉄道事業 93億円の赤字
・バス事業 18億円の赤字
・広告事業 6億円の黒字
・流通事業 8億円の黒字
・都市開発事業 6億円の黒字

Osaka Metroの収益構造は、未だ地下鉄事業1本のみ。前年度は298億円の収益がありましたが、今年は93億円の赤字で着地となりました。

不動産や広告業なども始めていますが、まだ地下鉄の穴を埋めるまでには至っていません。

企業設立から2年なので仕方ありませんが、こうした際のリスクが大きく出てしまいましたね。

 

Osaka Metro(大阪市高速電気軌道株式会社)の代表的な事業

・【鉄道事業】…地下鉄などの運営(直轄)。いまざとライナーはこちらに所属
・【バス事業】…バスの運営(子会社の大阪シティバス株式会社)。
・【広告事業】…直轄運営。デジタルサイネージシステムなど。Umeda Visionなどを担当
・【リテール事業】…地下街の運営(子会社の大阪地下街株式会社)。
・【都市開発事業】…不動産関係の運営(直轄)。マンション事業「Metrosa」や商業ビル「MTビル」の運営など

その他、光ファイバー設置空間の開放・公共活動支援などがあります。

 

 

在阪私鉄との比較

売上高1338億円と南海よりも小さな売上高ながら、今期の損失は京阪HDと同程度となっています。

先述したように鉄道以外のセグメントがまだ育っていないことから、やや苦しい決算ですね…。

とはいえ、損失額は前年度純利益の16%程度で収まっている点にも注目。21年度は回復することが出来るでしょうか。

 

 

 

関連リンク

【決算】大阪メトロ、2019年度の決算発表…コロナの影響で20%減益。在阪私鉄と比較してみた結果…

京阪HD、45億円の赤字計上(2020年度決算)

 



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