2025年度までに全駅へホームドアを設置する予定の谷町線ですが、それを見越してか30000系32609FにTASC装置設置の工事がスタートし始めているようです。
また、ヘッドライト部分についても変更がみられます。順に見ていきましょう。
TASCとは
「Train Automatic Stop-position Controller」の頭4文字を取って「TASC」
電車を自動でストップさせる装置のことで、ホームドア導入路線には必須といえるものです。
TASCとLED
工事は八尾南に隣接する、八尾車庫のピット(17番線)にて行われています。
改造・設置工事が行われたTASC(車上子)の設置部分は、床下のここ。
ここで線路上に設置されたTASC(地上子)を読取り、自動的に停車します。
また、車番の左側に見えるヘッドライト部分にも注目。コードらしきものが見え、ライトが取り外されているのがわかりますね。
おそらくはLEDライトへの換装を行っているものとみられます。
御堂筋線の30000系や中央線の30000A系ではLEDライトになっていましたが、谷町線については白熱灯の状態が続いていました。
この他、車内で複数名の作業員の方が何かの作業に従事されておられました。これは運用復帰までもうしばらくかかりそうですね…。
竣工以来、谷町線の30000系が何かしらの改造工事を受けるのは初めてでしょうか。
御堂筋線では2021年10月からTASC運転をスタートしていますが、谷町線もホームドア設置完了後の運用開始となるのでしょうか…。
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