2023年3月23日~24日にかけて、長堀鶴見緑地線用の70系25編成が大阪車輌工業から搬出、鶴見区の鶴見検車場まで陸送されました。
この編成は最後まで原型として残っていた70系で、昨年、これをもって70系のリニューアル工事は全て完了したことになります。
バブル期を感じさせるGTO-VVVFインバータはこれで聞けなくなってしまいました…。
陸送の様子
真夜中の道路を行く7175号車。リニューアル内容はこれまでと変わりなさそうです。
7125Fは2022年12月5日の運用を最後に離脱、9日から搬出されていました。
雨の南港を行く7125号車。
直線距離にするともう少し早そうですが、ぐるっと南へ迂回して輸送されていったようですね。
70系について
撮影:Osaka-Subway.com
70系は2011年から最古参の13編成よりリニューアルを開始。
途中70系05編成から更新内容が変わり、12年をかけてリニューアルを遂行したことになります。
次は同じリニア地下鉄の今里筋線用80系…でしょうか。
花博に合わせて竣工しただけあり、原型の70系には様々な注目ポイントがありました。
例えば車内の2段LED。京セラドーム大阪・京橋OBP・花博記念公園など様々なアニメーションが表示されていました。
そして冒頭でも書いた魅力的なVVVFサウンドが唸る重低音に大阪市営地下鉄らしい警笛、可憐な発車メロディ…と、長堀鶴見緑地線を作り上げる一要素でした。