7月末から随時お伝えしている、大阪シティバスへ導入された最新のEVバス。
大阪・関西万博では100台前後が輸送を担当する予定です。
現在先行的に56・59号系統で運行が始まっていることから、それに乗るべく酉島車庫まで行ってきました!
夕方から…
酉島車庫からにゅっと出てきたEVバス。15時48分に出発する56号系統です。
固定ダイヤではありませんが、平日ダイヤの15時台を出発する56号系統・59号系統のどちらかに充てられているようです。
側面には「EXPO2025」のロゴを大きく掲示しています。万博が近づいていますね~!
ドアが開くと共に乗車口のランプも点灯。早速乗り込んでいきます。
車内の様子
バス車内はこんな感じ。一般的な大型バスと同じ座席配列です。
加速時にはEVらしくヒューンと音が鳴り、非常にスムーズな加速をしていたのが印象的でした。無段変速なんでしょうか
車内には、これまでなかった様々な設備が搭載されています!
ハイテクデバイスがいっぱい
まずはこのスマートミラー。
運転席左端に備えつけられていて、死角となる車体側部やドア乗降口を映し出しています。安全な運転を行うのに最適な装備ですね!
運転席のメーターはグラスコックピット。メーターの真ん中には充電率を示す「SOC」の指標が設けられています。
この画像は「90%の充電率」を表しています。
これまで路線図ポスターだった運転席後部には、大型の縦型液晶モニタを設置。
まだ稼働はしていなかったので、どんな表示がなされるのかは不明です…
また、乗降口付近にもモニタを設置。こちらは水素バスでも採用歴があります。
水素バスは前部に設置しているモニタと同じ内容(次のバス停や料金案内など)を表示していましたが、EVバスでは非稼働となっています。
椅子はこんな感じ。どことなくLCC(飛行機)の座席を感じさせます。
この座席の肘掛けは可動タイプになっていてちょっとリッチ。
この他、監視カメラや…
非常ブレーキスイッチなども搭載しています。
充電スポットが…!!
今回EVバスで一番驚いた設備。それはこの充電用USB端子!
5V・2.1Aの電源を供給しています。これはすごい!
設置されているのは後部座席の壁面や…
前列にある単独席などです。バスでUSB充電出来るのは新時代を感じさせますね。
此花区役所でお別れ
本当はもう少し乗車する予定だったのですが、6つバス停が過ぎた此花区役所バス停で下車。
此花区役所前という中途半端なところで降りたのは、新車の匂いがきつくて気持ち悪くなったからです…
これは特段EVバスに限ったことではなく新車ならよくあることなんですが、車内の匂いが外気と一体化するまで今しばらくかかりそうですね。
まとめ
EVバスの簡単な乗車レビュー、いかがでしたでしょうか。
スマートミラーや電源供給USB端子など、今までのバスにはなかったハイテク設備がたくさんあるのには驚きました。
大阪シティバスでは、今後100台近くのEVバスを万博へ向けて投入予定です。
冒頭でも書いたように現在平日夕方の56・59号系統にて運行されていますので、皆さんも是非一度乗車してみてくださいね。