大阪港トランスポートシステムは、現在夢洲に万博会場最寄り駅として建設中の新駅を「夢洲駅」に決定したと発表しました!
「夢洲」の仮駅名がそのまま踏襲された形になります。
さよなら「コスモスクエア」行き
中央線の現在の終点(行先)はコスモスクエアで、1997年の開業時から約25年にわたって中央線の行先はこの名前でした。
開業時から「大阪港」行きだった中央線の終点はこの年を境に見ることがなくなり、長年「コスモスクエア」が終点として君臨してきました。
25年にわたり行先表示でおなじみでしたが、今回夢洲駅への延伸を果たすことでコスモスクエアは途中駅となり、大阪港と同じようにおそらく終点としては姿を消すものと見られます。
コスモスクエア駅奥部にある折返し用Y線は今後も残る予定ですが、終着駅までわずか1駅という点や、夢洲内に車庫を作るとコスモスクエア止にする意義が全くなくなるので、開業時をもってほぼ全てが夢洲行きになるものと推測されます。
コスモスクエアの名前は1988年、業務地区の愛称として一般公募した経緯があり、夢洲は特にこういうこともなく普通にそのまま仮駅名が正式決定した格好です。
ちなみに、許認可を行う申請文書としては長年コスモスクエア~新桜島駅までを対象としていました。
今回、途中駅である夢洲までが延伸されることで、残りは舞洲駅・新桜島駅の2駅となります。
今回の正式な駅名決定とあわせ、OTS(大阪港トランスポートシステム)が第1種鉄道事業者として、大阪メトロが第2種鉄道事業者として運営する旨を国土交通省近畿運輸局へ提出しています。
関連リンク
参考文献
- 大阪港トランスポートシステム「事業基本計画等変更届出書」
- 大阪港トランスポートシステム「北港テクノポート線(仮称)夢洲駅 基本デザイン」2022年4月
- 大阪市「報道発表資料 Osaka Metroの第2種鉄道事業許可申請及び夢洲新駅の駅名を決定しました」、2023年8月25日