【悲報】大阪メトロの運行情報が「小泉構文」と話題に

【悲報】大阪メトロの運行情報が「小泉構文」と話題に

大阪メトロは、公式サイトTwitterにて運行情報を配信していますが、連日出ている御堂筋線の遅れの理由が意味不明で、まるで小泉構文のようだと話題になっています。

小泉構文とは

様々な例がありますが、今回は「主語と述語/前文と後文の内容があべこべな言葉」を指します。
要は「情報として機能していない」「変な日本語」のことです。

小泉進次郎氏が発するセリフが元ネタなことから、この名称が付けられています。

 

▼「小泉構文」な文がこちら▼

お客さまにお知らせいたします。運行乱れのため、御堂筋線で遅れが出ています。

出典:Osaka Metro「地下鉄・ニュートラム運行情報」

運行乱れの為に遅れが出ていると書かれていますが、そもそも遅れが出るから→運行が乱れるのであって、運行乱れの為に遅れが出るというのは不自然な書き方です、

とどのつまり、因果関係が逆になって書かれているのです。

 

何故こうなる?

推測ですが、「運行乱れ」という言葉に多面的な意味を内包させているのでは…と考えています。

要は遅れの理由として想定される言葉が見つからず、いわば「その他」扱いの用語として機能していると推測されます。

これまで用いられた、遅れの要因として用意されているらしきワードを並べてみると

車両点検12月12日の堺筋線
車内点検12月8日の千日前線
設備点検12月5日のニュートラム)→事後に詳しい説明
人身事故11月27日の阪急京都線
線路内立入11月23日の御堂筋線
強風10月27日のニュートラム

が確認されており、「運行乱れ」と書かれるのは上記6種類以外が原因と思われます。

 

2024年2月13日にも同じような文言を書いていますが、この際は「運転士が停止信号を見落とした」ことによる緊急停止が原因でした。

すなわち、上記6つの理由のどれでもないことから、システム的に自動で「運行乱れ」という言葉をチョイスしているものと思われます。

3日午後6時ごろ、大阪メトロ御堂筋線の心斎橋駅からなんば駅に向かっていた列車が、駅間の停止信号機をおよそ20メートル行き過ぎて停止しました。

オーバーランが発生した時間帯は、帰宅ラッシュのピークにあたり、御堂筋線で最大18分の遅れが発生し、列車30本、およそ2万3900人に影響が出たということです。

大阪メトロによると、心斎橋駅からなんば駅の間には、3つの信号機がありますが、1つ目の信号機が黄色であるにも関わらず運転士が信号機を見逃し、減速しませんでした。

この時、時速およそ70キロで走行していた列車は、本来黄色信号の表示で40キロに減速する必要がありましたが、減速しなかったことで、自動列車制御装置ATCが作動。列車は、赤色が示された2つ目の停止信号機を20メートル行き過ぎたところで緊急停止しました。

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/ca610ed9700fd4805688fbf7f3185f3b8d4df5d2

 

 

連日の遅れ

2023年頃から、御堂筋線の朝ラッシュは遅延が常態化するようになりました。

その証拠に遅延証明書のページを見ていると、朝に遅れていると書かれている日は

出典:Osaka Metro「遅延証明書一覧」

・12月11日(月)~12日(火)
・12月4日(月)~8日(金)
・11月27日(月)~30日(木)
・11月23日(祝)~24日(金)

と、平日の殆どが該当しています。

これはそもそも設定されているダイヤに無理があり、現行の運行状況と合っていないのではないからではないでしょうか。

まぁかつては「この間2分~3分間隔」と書かれるほど多数の列車運行本数があり、厳密な時刻表が設定されていなかった名残なのかもしれませんね。

もちろんこれはあくまで旅客向けの表記であり、乗務員さん向けの時刻表はきっちりと指定がありました。

 

関連リンク

 

【コラム】御堂筋線は西田辺で工事を切り上げる予定だった?

御堂筋線が新大阪~なんば間にて運休中。電気設備トラブルの影響【2023.3】

御堂筋線の運転見合わせ、当該車はまさかの北大阪急行最新車両

 




書いた本



Osaka Metroカテゴリの最新記事