これまでの北大阪急行車両は、基本的に自社線運用がある「千里中央」「なかもず」行きにしか入らず、ダイヤ乱れなどイレギュラーな際にだけ大阪メトロ線内完結のダイヤに入っていました。
ところが、2024年3月23日に行われた北急箕面延伸のダイヤ改正時から、大阪メトロ線内完結の運用がスタートしたようです。
具体的には「中運用」と呼ばれる、天王寺行き・新大阪行きの運行が平日限定でスタートしています。
「レア」は日常に
新大阪の折返し線に入る9004F。この位置で入換灯をつけ「天王寺」の表示を出している9000形にめちゃくちゃ違和感があります…。
大阪メトロを詳しく知る人ほど、この違和感はすごいですよね。
9001Fもすっぽり収まっています。
こちらは「新大阪」の表示を出す9004F。
北急ユーザーからは「うちんとこの車両なのに家まで帰れないとは…」という声も聞かれました。
北急車運用は2本
なにわの地下鉄さんによると、今回のダイヤ改正において北急車での天王寺~新大阪間運用は平日にだけ2本が設定されています。
時間は概ね10時~20時の間で、特に10時~15時の間は2列車が運用に入ります。
【新大阪駅での時刻表】
10時…11分、34分、41分
11時…13分、37分、45分
12時…17分,41分,49分
13時…21分,45分,53分
14時…25分,49分,57分
15時…なし
16時…02分
時間によっては、西中島南方駅で離合する姿も見られるようです。
北大阪急行の電車に乗るには新大阪で
実は、今回の北急延伸区間に行った際にこんなやりとりが見られました。
母「もう降りるの!?」
子供「北大阪急行の電車がいい」
母「そ、そう…」
この親子連れさんは緑地公園駅で降りていかれました…(笑)
今回の改正では、北大阪急行車両での平日お昼の運用は、中回り(天王寺~新大阪間)で2本、大回り(なかもず~箕面萱野間)で2本となっており、出会う頻度でいえばと天王寺~新大阪間で待っていた方が2倍多く出会えます。
お子さんが「北急車両に乗りたい!」と駄々をこねられた時は、まず新大阪~天王寺へ行ってみてください
関連リンク
参考文献
なにわの地下鉄「運用表-2024(令和06)年03月23日改正」