北大阪急行「箕面新線」の工事状況を見てきました【2024年3月最新】

北大阪急行「箕面新線」の工事状況を見てきました【2024年3月最新】

今月23日に開業予定の、北大阪急行南北線 箕面延伸建設工事大詰めを迎えています。

千里中央から延伸し、箕面市に「箕面船場阪大前駅」、「箕面萱野駅」の2駅が建設される予定です。

 

「箕面に地下鉄が来る」と言われて50年。

長らく寝かされていた計画でしたが、当時の倉田 箕面市長が強力に推進したことで実現。北大阪急行や御堂筋線の行先から「千里中央」がまもなく見納めになる予定です。

完成まで残り1ヶ月を切った最新の工事状況を撮影し、最後の記事として仕上げました。

 

箕面萱野付近

今回大きく動きがあったのは、終点の箕面萱野駅に併設されるモール部分です!

完成まであと1ヶ月を切っていることもあり、既に相当な部分が出来上がっています!芝生も気持ちよさそうですね

この建物は、東急不動産が関西地区だけで展開する「キューズモール」の名を冠した「みのおキューズモール STATION棟」となる予定です。

3階建てで、1階部分にはバスのロータリーが竣工しています。

箕面萱野駅の高架下にも店舗を展開。

東急リバブル、バーガーキング、串カツ田中…など、著名店舗がずらりと並んでいます。

バスターミナルは、箕面萱野駅と同じ白い膜屋根が用いられたデザインです。

バス停奥側に、箕面萱野駅への連絡口が設けられています。

既にバス停も整備されていました。

キューズモールと箕面萱野駅の接続口。

バリケードが取り払われて見やすくなった反面、シャッターが完全に下ろされてホームが見えなくなってしまいました…。

長らく仮設だった箕面萱野西側のバス停も、整備が進んでいます。

こちらも膜屋根を用いたバス停が採用されています。

ただ現在はまだ未供用で、バスを待つ人は露天の元で待たされる形になっています。ちょっと不憫。

7年前から見続けてきたこのアングルも…

大きく様態が様変わり。いやはや、何故か成長した我が子を見ているようです(笑)

次は開業時に来訪するとしましょう…。

 

 

箕面船場阪大前付近

箕面萱野は一段落していますが、鉄道開通で周辺開発が活発になっているのが、箕面船場阪大前駅です。

圧倒的再開発

なんか…一気に近未来的な駅へと変貌しましたね。

白い傘が箕面船場阪大前駅出入り口、右後ろに箕面市立文化劇場、左後ろが大阪大学箕面キャンパス、そして建設中のタワーマンション「ブリリアタワー箕面船場」が背後にそびえています。

更に、駅直結の新しいタワマンも先程のタワマンとは別で建設が始まりました。

こちらは住友商事や阪急阪神不動産や主体となることから、「シティタワー」や「ジオ」ブランドのマンションになりますでしょうか。

 

歩道橋へ入れる

2月になって以前ご紹介した歩道橋が入れるようになったので、早速歩いてきました。

新線のすぐ横には国道423号が縦断しているので、それを越える歩道橋が建設されました。

お、おお~!!!!

単なる橋なのになんと近未来的な!風防の為か、アクリル?の壁がついています。

駅側からみるとこんな感じ。

 

出入口

長らくバリケードに覆われていた駅も、入れるようになりました!

これまでは、長らくずーっとこの状態でした。

おおおお~!!!かっこよ…!!

空間の真ん中をエスカレーターがざーっと突っ切ってるのがいいですね。

反対側から。いいデザインだなぁ

階段の手すり下にダウンライトを設置しています。これまでなかなか見ないデザインですね。

エレベーターは1~2Fだけ機能していました。地下へは開業時より入れるようになるっぽいです。

意外にも、トイレは改札外に設置されていました。

先程の出入り口以外にも、もう一つ出口が設置されています。

こちらはビル併設ということもあるのか、思ったより普通の出口ですね。

国道423号からよく見える位置に、開業を祝した横断幕が掲げられていました。

 

バスはどうなる?

鉄道が伸びるほどの輸送需要があるこのエリアの交通を、長年担当してきたのが様々なバスです。

これまでは千里中央を基準に設定されていましたが、新線開業後は箕面萱野駅がターミナルとして設定されるようです。

このエリアを受け持つ阪急バスは、大幅な路線再編を実施します。

例えば、この区間(箕面船場阪大前~箕面萱野間)を走る阪急バスは、データイムで60分に1本と大幅に削減されることになっています。

撮影時は、信号が青になる度に何らかのバスがずーっと通っているほどでした。

ニュームジェット行きの直行バスは1/3の本数へ削減されますが、一応まだ残りはするようです。

千里中央から直行していたコムアートヒルへのバスも、これまでの10分に1本(データイム)から30分に1本へと大幅に削減されるようです。

箕面新線の撮影時、毎時6本・往復で12本が走るダイヤが組まれているだけあり、本当によくみたバスでした。

 

これまでの御礼

2018年から7年に渡って断続的にお伝えしてきた「北大阪急行の延伸工事」の記事、いかがでしたでしょうか。

大きな動きがあれば別ですが、長かったレポートもひとまず今回が最終となります。

私自身、7年間何度も何度も箕面へ足を運び、その甲斐あってか閲覧数も増えていったのも嬉しい思い出です。

それだけ皆さんの期待が大きい路線なんだな…と、記事の反応を見る度に感じました。

3月23日の開業日まであと22日。延伸のあかつきには、是非皆さんも足を運んでみてくださいね。それでは。

 

 

【北急延伸工事レポート】バックナンバー

北大阪急行「南北線延伸線」の工事状況を見てきました【2023年11月】

北大阪急行「南北線延伸線」の工事状況を見てきました【2023年6月】

駅舎が登場!北大阪急行、箕面萱野延伸の工事状況【2023年2月】

 




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