2020年2月に完成予定となっている中津駅のリニューアル工事。おかげさまで、昨日の「黙って中津駅を見てほしい」の記事は非常に沢山の方に見ていただき、驚きを持って迎え入れられました
昨日は驚きすぎて語彙力が追いつきませんでしたが、2日経ってようやくちょっとだけ語彙力を取り戻してきたので、予告したように今と昔の中津駅を詳しく比較していきます
定点観測ポイント①
50年前の開業当時そのままで、だいぶ経年劣化が進んでいました。地下汚水?の垂れた跡も汚い……
そして…8月30日(2回目)。ちょっとズームでの撮影なのでアングルは異なりますが、ほぼ同位置から。
定点観測ポイント②
1番線側の真ん中ぐらいから。2017年7月です。 撮影:みどう様
1年が経過した2018年12月。壁面がだいぶ出来上がっています
2019年8月10日。光の導光板が天井まで達し、壁面に関してはほぼ完成しています。
そして…8月30日。照明が点灯しただけですが、何この変わりぶりは……
定点観測ポイント③
2番線北側から。ここは後から延伸された部分になります。2017年 撮影:みどう様
2018年12月。パネルが新たに貼られています 撮影:Osaka-Subway.com
そして2019年8月30日。この明るさはなかなかにすごい。
定点観測ポイント④
1番線の9号車付近から。2018年7月ですがこの時は試験点灯が行われていました
そして…今回同じ位置から。奇しくも同じ10系21編成が来てくれました。
全体的に光がLEDとなって白色傾向になり、同じ駅構内なのに雰囲気が変わりましたよね~
定点観測ポイント⑤
撮り鉄には著名な中津駅の1号車側。2017年7月の撮影です。
2017年7月の様子。大きくカーブしています。 撮影:みどう様
2019年8月30日。なんということでしょう……
その他
比較ではありませんが、撮っていてよかった部分をいくつかアップしていきます。
1番線8号車付近。光の回廊が始まる部分で狭い空間なのですが、逆に親和性が高くていい感じ
こちらは反対に4号車付近(梅田側)。大きくカーブしていく絵のがたまりません。これは映える。
昨日もアップした、この部分。望遠で圧縮すると未来の地下鉄のような絵が撮影できました
電車が行った後の同部分。いやぁサイケデリックといいますか、非常にいいですね。
民営化を象徴する、新しい大阪地下鉄の指針となる秀逸なデザインだと思います。
ちなみに中津駅は今タワーマンションがぼんぼん建っていて、現在2棟が稼働中(もう1棟が建設中で合計3棟に)。
タワマン直結の4番出口が整備され、なんともおしゃれな雰囲気になっています。
この中津駅、試験的な点灯だったのか31日は消灯していましたが、本日9月1日には再び点灯を始めています。
昨日の記事で「中津駅の工事は民営化前からでは?」という文も散見されますが、大阪メトロは何も2018年4月から「いきなり!民営化!」となったわけではなく、事前準備期間というものがあります。
2016年12月に「地下鉄民営化基本方針案」が成立し、大阪市交通局の予算も民営化を前提としたものとして組まれていたことから、当サイトでは今回の2017年5月からスタートした中津駅リニューアル案は民営化期間のものとして扱っています。
実際これまでの壁面リニューアル工事は、喜連瓜破や天満橋など既存の壁面の上から蓋のように壁面をかぶせる程度のものばかりでした。
今回の中津駅のような古い壁面を総取り剥がし→新しい壁貼り直しという例はなかなかなく、ましてや意匠にこだわった発光壁面をつけるほどの力の入ったリニューアルはなかなかありませんでした。
皆さんもまた消えちゃわないうちに是非足を運んでみてくださいね!
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