皆さん、今年も大阪メトロの定期券販売所が大混雑するシーズンがやってまいりました。
出典:https://subway.osakametro.co.jp/news/news/other/20200311_teihatsu_konzatsu.php
Osaka Metro公式の予想では本日から「大変混雑」となっており、日曜には少しマシになるものの、この後4月10日までずーっと「大変混雑」が続く見込みです。
今年はコロナウィルスの関係でこの通り混雑するのかわからないところですが……、まぁそれは置いといて、一旦去年の様子を見てみましょうか。
270人待ちの昨年
難波の様子。取材したのは学生の始業式が始まる4月8日でしたが、この日の定期券の購入にはなんと99人待ち!
難波駅の定期券売り場は北側(戎橋)側になりますが、こんな感じで壁沿いにずらーっと並んでいました。
また、学生の多い天王寺駅ではなんと270人待ち。
その後、356人待ちにまで膨れ上がったそうです。ひぃ 撮影:まっちゃん様
定期券売り場が混雑するのは大阪メトロに限らず、JRでも全く同じような列を作っていました。
この混雑をどうにかすり抜けるには、どうすればいいでしょうか。
【対策】社会人の場合
①早めの時期、早目の時間に買いに行く
原則的に、定期券も全自動で発行してくれるピンクの券売機(右側)を使うことを強くオススメします。これ、以前はなかったんですよねぇ…
どうしても有人窓口に行かなければならない場合、午前など早めの時間に行くと比較的スムーズなようです。
また、学校が始まった後の日程だと学生さんで混み合う16時頃からドドっと人が増え地獄を見ますので、日程的にもお早めに…
②PiTaPaマイスタイルにする
地下鉄だけでの通勤の場合、PiTaPaにしてマイスタイルを適用するという道もあります。マイスタイルは定期券と仕組みが異なります。
マイスタイル | 磁気定期券 | |
利用方法 | 2駅を決められた期間まで何度でも往復できる | 2駅を決められた期間まで何度でも往復できる |
途中下車 | 途中駅は1度だけ降車可能。 設定した2駅から途中駅、途中駅から設定した2駅間…という具合 |
途中駅も自由に降車可能 |
指定外区間での途中下車 | 指定外区間で降りる場合、近接する駅では加算運賃の支払いが不要 | 指定外区間で降りるには加算運賃を支払う必要 |
紛失時 | なくした場合は電話一本で止めれる、再発行も可能 | なくした場合でも再発行は不可能(ICOCAの場合は再発行が可能) |
あまり利用しない時 | 利用が少ないと金額は割引 | 利用が少なくても金額を払う |
その他 | 仕組みを理解しないとややこしい | 仕組みは単純 |
例えば横堤~心斎橋の区間で考えてみましょう。この場合は「地下鉄一般プラン(3区)」が適用されます。
マイスタイル | 磁気定期券 | |
利用方法 | 横堤~心斎橋駅を決められた期間まで何度でも往復できる | 横堤~心斎橋駅を決められた期間まで何度でも往復できる |
途中下車 | 途中駅は1度だけ降車可能。 横堤から京橋駅、京橋駅から心斎橋駅…という利用は可能だが、京橋~森ノ宮という利用はできない(別料金がかかる) |
横堤~心斎橋駅間にある途中駅も自由に降車可能。例えば京橋での下車は勿論、京橋~森ノ宮の利用も可能。 |
指定外区間での途中下車 | 横堤から3区のエリアで全て下車可能 例えば横堤~天王寺、心斎橋~梅田も可能 |
指定外区間で降りるには加算運賃を支払う必要 横堤~天王寺だと谷町六丁目からの運賃(230円)が別途必要 |
マイスタイルのエリアは設定駅によってまちまちで、シミュレーション検索してみないとなんとも言えないので、是非公式サイトで計算してみてくださいね。
マイスタイルにするには
まずはPiTaPaを申し込む(Osaka PiTaPaでなくても可)
↓
届いたら会員専用インターネットサービス「PiTaPa倶楽部」、または、地下鉄定期券発売所で登録
↓
登録完了!
といった具合です。
尚、当サイトでは2年近くに渡ってずっと言っていますが、「OSAKA PiTaPa」は一切オススメしていません。
詳しくは上記記事内に書いていますが、大阪メトロだけなら三井住友VISAカード(+PiTaPa発行)、
南海なら「minapitaカード」、阪急阪神なら「エメラルドSTACIA PiTaPaカード」を推奨しています。
【対策】学生さんの場合
Osaka Metro側は早めの購入を呼びかけていますが、そもそも学生さんの学割定期を購入する場合は「学生証・通学証明書の確認」が必要になるのでそれも出来ません。
となると、対策としては中百舌鳥・太子橋今市・平野・弁天町・大正・ポートタウン東などの郊外部で購入するのがまだ比較的スムーズ…なのかもしれませんね。
私鉄との連絡定期券のルール