つらいニュースが…。
近鉄グループホールディングス(HD)が、2025(令和7)年の大阪・関西万博の会場となる夢(ゆめ)洲(しま)(大阪市此花区)と、奈良方面などを直通で結ぶ新型車両に関し、万博前の運行開始を見送る方向で検討していることが22日、分かった。同様に夢洲が会場となる統合型リゾート施設(IR)の開業が、万博前としていた当初予定から2020年代後半への先送りが確定。万博閉幕(25年10月)後、IR開業までの数年の「空白期間」に、夢洲への旅客需要が見通せなくなったため(中略)
常設の施設となるIRは安定した旅客利用が見込まれ、海外からのIR客を奈良や伊勢志摩方面などに誘致する狙いもある。近鉄幹部は「万博前の運行開始はない。IRに合わせて検討する」としており、IRの開業時期を見極めて計画を調整する。
出典:産経新聞『近鉄 夢洲への直通列車 大阪万博前の開業見送り検討』
https://www.sankei.com/economy/news/210322/ecn2103220010-n1.html
2020年代に運行できる?
出典:「新「近鉄グループ経営計画」~長期目標(2033年度)および中期計画(2019-2023年度)~ 資料編」
ご覧のように、近鉄は中期経営計画において夢洲方面への直通特急計画を掲げていました。
当サイトでも、「海外メーカーに開発を依頼・蓄電池式の車両となるか?」などなど、その情勢を逐一お伝えしてきました。
本来は万博開始前年である2024年度に運行を開始するとされていましたが……、IRがなかなか決まらないことで、一旦見送りになった格好です。
中央線内を近鉄電車が爆走する未来は、果たして見ることができるのでしょうか。
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