2022年2月25日、八尾市は以前お伝えした八尾空港西側(八尾南駅北側)跡地活用についてのマーケット・サウンディング調査を実施すると発表しました。
この用地は、元飛行機の駐機場である9.2haの何もない土地を再開発するプロジェクトで、谷町線八尾南駅に隣接することから大阪地下鉄好きにも注目が集まっています。
更に今回発表された文献には、新しく大阪市バスの元「長吉車庫」の一体活用を検討していることが追記されているようなのです!
再開発の内容
その記述がこちら。確かに(もと長吉車庫)と書かれていますね…!敷地面積は11,100㎡とのことです。
先の空き用地は9.2ha(91,900㎡)であることから、合わせると10haもの広大な土地になります。これは現在再開発中の「うめきた」をも凌ぐ規模です。
今回の再開発では、大きく4つの区域に分けられます。それぞれの誘致内容は次の通り。
・A地区(6.2ha):商業・業務・文化等(6.2ha一体での活用を希望、住宅は不可)
・B地区(1.2ha):商業・業務・文化・住宅等
・C地区(1.7ha):住宅・業務・生活利便(教育環境・子育て支援、地域コミュニティ機能等)
・D地区(0.4ha):住宅・業務・生活利便(教育環境・子育て支援、地域コミュニティ機能等)
元長吉車庫区画はC地区に隣接することから、住宅・業務・生活利便施設へ充てられるものと見られます。
周辺には団地も建っていることから、マンションなどの住居が有力でしょうか。
長吉車庫とは
長吉車庫は、2013年の大阪市バス再編まで稼働していた車庫・営業所です。長吉車庫、および長吉営業所として機能していました。
当サイトでも2020年9月に取材へ訪れたのですが、現在はバスの転回場としてだけ使われており、隣接する建物は放置され廃墟化が進んでいます。
八尾南駅からやや近いものの、先の飛行機駐機場が駅と長吉車庫とを分断して有効な活用法が見いだせなかったのか、閉所後9年が経過した現在もそのままの状態です。
今回の再開発で中途半端な状態で残されているこの土地がどのように生まれ変わるのか、楽しみですね。
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関連リンク
参考文献
1) 八尾市「八尾空港西側跡地活用 マーケット・サウンディング調査実施要領」