先週3月17日に搬入された30000A系。
外観上から判明した、既存の30000系との違いについてまとめてみました。
車番表記がステッカーに
前面車番はこれまで中からプレートを差し込んで表示する形式でしたが、
今回の30000A系は外部からステッカーのようなもので貼り付けられているようです。
30000系の様子。車番部分を見るろその違いがおわかりになるかと思います。
また、側面の車番もプレートが貼られていた30000系とは異なりステッカーになりました。
ボディカラーの変更
プレスリリース通り、デザインはこれまでの号線カラーをやめて「スパークルドット」柄になりました。
ホワイトは街ゆく人々、アースグレイは街並み、グリーンはOsaka Metroの車両をイメージしたものになっています。
ただ、これは将来的な谷町線転属を見込んでさっと剥がせるようにしているという感じもします。
中間扉のデザイン変更
貫通扉へも同じくスパークルドット柄を採用。これまでは「Osaka Metro」表示でした。
出典:https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20211209_400kei_30000Akei_dounyu.php
その他。座席横のガラス部分やドア部分にも同様のものが採用されているようです。
車番は30200?
車体側面の銘板を見ると、2の桁が中央線を示す「4」ではなく「0」を用いた「30900」となっています。
2桁目の数字は所属路線を表しており、これまでの30000系では谷町線が「32200」、御堂筋線が「31200」となっていました。
1は1号線を、2は2号線を表しています。
2桁目の数字の意味は次の通り。
1…御堂筋線
2…谷町線
3…四つ橋線
4…中央線
5…千日前線
6…堺筋線
7…長堀鶴見緑地線
8…今里筋線
0…?
車番は「32251」なのに、銘板上の形式名は「30200」と相違があります。
運転台上にモニタを設置?
運転台上にモニタ?のようなものが設置されています。
別アングルから。
ワンマン運転に対応するための確認モニタではないかという考察もありますが…果たして。
台車が新形式に
30000系の台車といえばインダイレクトマウント・モノリンク式を採用した新機軸のDS-300で、乗り心地が他の車両と全く異なり非常にスムーズに走るのが特徴です。
30000A系では、新形式のWS-300(SS190M)が採用されました。外観からはボルスタレス台車のように見えます。
また、中央線は乗り入れ先のけいはんな線にも対応できるよう30000系としては初めての抑速ブレーキがついているものと思われます。
LEDが高速シャッター対応に
30000A系では、前面のLED行先表示機が1/800程度でもバッチリと写るようになっています。
おそらくはそれ以上でも切れずに撮影可能のようですが、横線が入らないのは1/800程度のようです。
これまでの30000系では、1/125以上にすると切れてしまい、表示内容がわからなくなっていました。
30000系との比較表
30000系 | 30000A系 | |
---|---|---|
形式名 | 30000系 | 30000A系 |
車番 | 御堂筋線:31000 谷町線:32000 |
30000 |
製造本数 | 御堂筋線:22本(予定) 谷町線:13本 |
10本 |
投入路線 | 御堂筋線、谷町線 | 中央線 |
最高速度 | 70km/h | 95km/h |
抑速ブレーキ | なし | あり |
デザイン | ラダーデザイン | スパークルドット |
製造 | 近畿車輛 川崎重工 |
近畿車輛 |
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