大阪市電2201形や50系、60系車両など元森之宮検車場にて保存されていた車両が、3月24・25日にかけて一斉に緑木検車場へと移送されました。
森之宮検車場用地は現在解体工事が行われていることから、保存車両も移送されたものと思われます。
初日の市電
24日の初日は大阪市電2201号車が輸送されました。
台車は取り外されて別口で輸送されています。
撮影:もぐら様
そのまま緑木検車場へ。翌日になってもトレーラーに積まれたままの状態でした。
2日目の50/60系
2日目は50系と60系が輸送されていきました。50系は前向きに積まれていますね。
この日は撮影者が50人以上いたように思います。すごい数…と圧倒されてしまいました。撮影車の中には女性の方も見受けられました。
一方、60系は後ろ向きに積まれていました。”頬紅”と呼ばれた赤いカラーは、水銀灯に当てられて茶色に見えますね。
個人的に堺筋線60系といえばこっちのカラーなのですが…
続々と緑木へ
撮影:joまさ様
保存車両の移送は一昨年4月にも行われており、この時はトロリーバス200型、市電801型、30系2車両が輸送されていました。
2年も時期がずらされた理由は不明ですが、ひとまずはこれで緑木検車場に往年の保存車両全てが集結したことになるでしょうか。
緑木検車場に常設の博物館みたいなのが出来ればいいのですがねぇ…。(この機会に出来ないかな)
保存車両まとめ
【2020年移送】
・トロリーバス200型
・大阪市電801号車
・30系アルミ車(3008号車)
・30系ステンレス車(3062号車、元7000-8000形)
【2022年移送】
・大阪市電2201号車
・50系
・60系
森之宮からの陸送は最後?
余談ですが、今回の搬出で元森之宮検車場にいる車両は全てが搬出され、留置線に中央線などの車両があるのみとなります。
留置線車両は緑木検車場から陸送搬入・搬出が行われることから、今回の陸送が森之宮検車場から輸送される最後の陸送車両であった可能性があります。
森之宮検車場前は陸送に出来るように中央柵が抜けるようになっており、もしかするとこの光景も見納めになってしまったのかもしれません…。
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