撮影:えすこーと様
2020年4月10日未明、森之宮検車場に保存されている大阪市トロリーバス200型・および市電801形が、緑木検車場へと陸送輸送されました。
両車は平成25年度に大阪市指定文化財に登録された、由緒正しき大阪市の財産となる車両です。
先日も30系2両が輸送されたことを記事にしましたが、おそらくこれは森之宮検車場縮小への布石と思われます。
輸送風景
森之宮検車場前を出庫してくるトロリーバス。 撮影:もぐら様
北加賀屋交差点を左折するトロリーバス。 撮影:えすこーと様
こちらは大阪市電801形。時系列的にはこちらの方が先の搬出だったようです。 撮影:えすこーと様
緑木検車場前で佇む801形。方向幕は「今福」の表示になっています。 撮影:えすこーと様
緑木検車場に搬入されたトロリーバスと801型。おそらく今後二度と見れないであろう、歴史的光景ですね。 撮影:もぐら様
トロリーバス・市電の紹介
今回輸送されたトロリーバス(無軌条電車)200型255号車。1956年~1970年の14年間活躍しました。
バスなのに架線から電気をとって走る異色のスタイルです。
トロリーバスは今里筋で走行しており、現在のBRT「いまざとライナー」の走りともいえる存在でしょうか。
そのトロリーバスの右側にて保存されていたのが、大阪市電801型です。1932年に製造されました。
足回りは1001形1044号車のままで、ボディだけを新造という形をとっています。やや小型の車両で、支線区において久々の新車となりました。
冒頭でも書きましたが、両車は平成25年度に大阪市指定文化財に登録された、由緒正しき大阪市の財産となる車両です。