大阪市交通局時代にあった天王寺検車区についての解説ページです。
関連記事、所属車両編成などもこちらからご覧頂けます。
概要
所在地 | 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-63 |
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担当路線 | 谷町線 |
最寄駅 | 天王寺駅 |
開設日 | 1968年(昭和43年)12月 |
閉鎖日 | 1977年(昭和52年)4月 |
敷地面積 | – |
検査内容 | 不明 |
最大収容両数 | 8両(4両x2) |
備考 | 大日検車場へ移転 |
まだ天王寺~東梅田間のみだった谷町線用の仮設検車場として、1968年(昭和43年)に開設しました。
お借りした当時の写真を見ると隧道内は非常に明るく、また整備用なのか側面に蛍光灯が追加されているのがわかりますね。
天王寺駅ホームの南側を用いて作られた場所で、隧道内を覗くと開削工法(四角のトンネル)とシールド工法(丸いトンネル)の違いが当時の姿を物語っています。
現在の1番線ホームエレベータ付近に、天王寺検車事務所が設置されていました。
また駅構内には、留置車両の移送の為に乗降台として機能していた階段が現在も残されています。
沿革
・1968年(昭和43年)12月…天王寺検車場として開設
・1969年(昭和44年)4月…天王寺検車区に改名
・1972年(昭和47年)4月…森之宮検車場天王寺検車区に所属変更
・1977年(昭和52年)4月…大日検車場へ大半を移転、一部機能は存置
・1980年(昭和55年)11月…八尾南延伸に伴い廃止
所属車両編成表
7000-8000形

30系のプロトタイプとなった電車。中央の貫通扉がやや広いのが特徴です。
現在は保存されている3062号車(元7001号車)を除き、全てが廃車となっています。
編成名 | 竣工日 | 製造 | 備考 |
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7001-8001 | 1967.2.20 | 近畿車輛 | 7001は3094→3062へ改番 保存車両 8001は3594→3562へ改番 |
7001
– 8001
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7002-8002 | 1967.2.20 | 近畿車輛 | 7002は3095へ改番 8002は3595へ改番 |
7002
– 8002
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7003-8003 | 1967.2.20 | 近畿車輛 | 7003は3096へ改番 8003は3596へ改番 |
7003
– 8003
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7004-8004 | 1967.2.20 | 近畿車輛 | 7004は3097へ改番 8004は3597へ改番 |
7004
– 8004
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7005-8005 | 1967.2.20 | ナニワ工機 | 7005は3005へ改番 8005は3505へ改番 |
7005
– 8005
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7006-8006 | 1967.2.20 | 東急車輛 | 7006は3006へ改番 8006は3506へ改番 |
7006
– 8006
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7007-8007 | 1967.8.7 | 近畿車輛 | 7007は3007へ改番 8007は3507へ改番 |
7007
– 8007
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7008-8008 | 1967.8.7 | ナニワ工機 | 7008は3098へ改番 8008は3598へ改番 |
7008
– 8008
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7009-8009 | 1967.8.7 | 東急車輛 | 7009は3099へ改番 →後に3066へ再改番 8009は3599へ改番 →後に3566へ再改番 |
7009
– 8009
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その他
50系
30系
※1980年までの車両が対象です