2021年3月より行われていた、ニュートラム駅リニューアルの第一弾である「南港口駅」の工事が終了したようです!
駅ホームや連絡通路、外装に至るまで随所がブラッシュアップされた駅舎となっています。
駅リニューアル工事は1981年の開業以来、約40年ぶりとなります!
(写真撮影:特記を除き全て新御堂筋様)
計画概要
ニュートラムの大規模改修事業は、中ふ頭駅から住之江公園駅までの8駅における出入口通路部、出入口階段を含む駅舎全体の大規模な改修を実施するものである。
この8駅については、建設後37年が経過して駅舎の各種仕上材の経年的劣化やこれに伴う漏水等の事象も見られる。内外装の老朽化の進行により、お客さまサービスが低下するとともに、今後、駅舎構造体への影響も懸念される。このような状況を改善するために、駅舎全体の大規模改修を実施することが当該事業の目的である。出典:Osaka Metro「ニュートラム(中ふ頭駅から住之江公園駅まで)大規模改修に伴う共通デザイン提案及び南港口駅建築設計業務委託募集要項(公募型プロポーザル) 」
駅カラーは赤色になっていますが、現行車両である200系のカラーにあわせ、8色展開で駅をリニューアルすること、また赤が選ばれたのは
沿線にある美術専門学校(大阪府立港南造形高等学校)の若い芸術家の溢れる情熱を発想にした
と担当者がYouTubeで語っています。
通路部分
撮影:Osaka-Subway.com
ホームへの連絡通路の様子。円形でレトロフューチャーな通路も経年劣化が著しかったですが…
ペンキの塗り直し、および照明の増設やサインシステムの変更により、見違えるように美しくなりました!
改装工事着手前の様子。昭和56年に出来たホームは…
なんということでしょう。
蛍光灯とダウンライトが併設され、カラーも赤色が追加されて綺麗になりました。ベンチも新しいものへと進化しています。
ホームドア部分。これまで水色の扉でしたが、新しく白に塗り直されてイメージを一新!
更に新サインに準拠した号車案内、行き先表示ステッカーも貼付けされました。
駅にある時刻表も、他の大阪メトロ駅と同様に新サインシステムが採用されています。
改札からホームへ上がる部分。
やれていた天井や壁面も塗り直され、新しいサインへと取り変わることで別の駅かのような綺麗になった印象を受けますね。
駅外観
駅外観の様子。これまでは普通の高架駅(+新築されたエレベーター)といった佇まいでした
これを大きくリニューアル!黒のゲートが取り付けられた他、ペンキ補修が行われています。
ゲート部分の様子。大きなサインでわかりやすい表示ですね。
円弧の中に描かれているのは、周辺にある貯木場の様子でしょうか。
撮影:Osaka-Subway.com
撮影:Osaka-Subway.com
撮影:Osaka-Subway.com
ちなみにここ、夜になると光ります。か、かっけぇ…
また、車内から見える部分でも「P16 南港口駅」の文字が新しく追記されています。
まとめ
1年にわたって実施されてきた、ニュートラム駅のリフレッシュ工事。
第一弾である南港口駅のリニューアルが思ったより好印象で良さげな感じなので、他の7駅についても楽しみになってきましたね~!
赤色はおそらくステーションカラーだと思われるので、他駅では異なった色の駅も出てくるのでしょうか。
次回の改装工事にも期待したいと思います。
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