谷町線長原駅のすぐ横にある大きな空き地が、再開発されるようです!
予定額は29.6億円でしたが、長谷工グループ等5社連合がそれを大きく上回る79億円で落札。駅に近い西側にはショッピングモールが2025年6月に、東側にはマンションが2027年3月に建設される予定です。
今回は現地の様子も踏まえながら、この「長吉ウェルカムタウン計画」と称されたこの再開発計画をお伝えします。
現地の様子
再開発される敷地はa地区とb地区の2ヶ所。a地区にショッピングモール(商業施設)が、b地区にマンションが建設されます。
長原駅1番出口の裏側には、のどかな風景が広がっています。
ここは2010年頃まで大阪市営団地があったのですが、2013年頃から解体・更地となって以降、長らく空き地状態でした。
隣接地に新しく大きな団地を建てたのでこのような空き用地が生まれたのですが、長らく塩漬けにされていました。
解体から10年程度が経った2022年。
高齢化・人口減少が続く長原地域への抜本的対策として平野区は新しく「長吉ウェルカムタウン計画」を立案。
審査を経て、2023年3月に今回の大型再開発が決定しました。
売却には条件があり、
・核となる集客拠点施設の建設
・ラストワンマイル交通(オンデマンドバス等)の結節点機能用地の提供
・駅前にふさわしい住宅
・出来るだけ商業施設を保管する商業、地域貢献機能の導入
がありました。これはパチンコなどの施設を建設させない為でもあります。
審査の結果、
・株式会社長谷工コーポレーション
・SMFLみらいパートナーズ株式会社
・近鉄不動産株式会社
・エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社
・清水総合開発株式会社
の5社連合が落札。
今回は4者が応札しましたが、上記条件を全て満たし他社を大きく引き離した長谷工グループ連合が400点満点中352点を獲得しています。
何の商業施設が出来る?
出典:大阪市平野区 3)
商業施設は2階建てで敷地面積は7558.49㎡、マンションは13階建て・敷地面積3511.08㎡の分譲マンションとなります。商業施設には30台の駐車場も用意されます。
商業施設の営業時間は8~23時を想定。合計370名の雇用を生み出すとしています。
何の商業施設になるかは明言されていませんが、営業時間は8~23時であることやパース画像を鑑みると、イオンモール「そよら」のような雰囲気ですね。
イオンモール「そよら」とは
近年増えている、イオンの都市型スーパーのこと。「そ ら、 寄 って、 楽 しんでって!」が由来。
1号店は野田阪神にある「イオンスタイル海老江」で2020年3月にオープン。
現在は塞がれていますが、再開発後には駅出口の左側も通路になるかもしれませんね。
長原・八尾南で再開発機運
また、1つ横の八尾南駅近くにあった大阪市バスの車庫跡地でも再開発が構想されており、一体的な開発が進めばこの地域の若返りが果たせるかもしれません。
奇しくも現在大阪市は若年人口の流入が絶好調。全体人口も39年ぶりに270万人を突破しました。
長原地域でもこの開発が成功し、人口増加となればいいですね。
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