この住居表示を見て下さい。
(大阪市)中央区久太郎町四丁目 渡辺
わ、渡辺…っ!?
そう、本来「四丁目-1」とか番地の数字が入る部分に、なんと「渡辺」と書かれています。
つまりここは「渡辺番地」ということになります。
大阪にはこうした奇っ怪な地名があるのを皆さんは御存知でしたでしょうか。久しぶりの「大阪珍スポット」がやってきた…!ということで、今回はその成り立ちについて調べてみました。
「渡辺-3」
渡辺番地があるのは、御堂筋線・四つ橋線・中央線の本町駅から南側に歩いた場所にある、「坐摩(いかすり)神社」の区画です。
神社の壁面に貼られた住居表示は「渡辺-3」となっています。わたなべさんやん……
すなわちここは「大阪市中央区 久太郎町四丁目 渡辺番地3号」ということになります。
隣にある建物に「渡辺-6」も発見。
ここも坐摩神社会館(大阪府神社庁会館)と神社関係の建物なのでこうなっています。
全国の渡辺の始祖
そもそも何で「渡辺番地」が出来たのか…というと、簡単に言えばここが「日本全国の渡辺のルーツだから」だそう。
最初は「渡辺町」という地名でしたが、1989年の住居表示実施時に消えそうになった際、当時の坐摩神社 渡辺宮司が市議会などに働きかけたことや、この危機を知った全国の渡辺さんが反対。
この要望を受け取った大阪市が、特例的に番地として残す方向にしたのだそうです。
渡辺番地はここだけで、すぐ横は「北久宝寺町四丁目4」という普通の住所になっています。
その他
渡辺以外にも、大阪には変わった番地がちらほら見受けられます。
上町A・B・C
谷町四丁目駅から少し南へ下った上町には、「A・B・C」番地が存在します。
道頓堀一丁目東1~5
千日前線・堺筋線の日本橋駅から北東方向には、道頓堀一丁目「東1~5」番地が存在します。
大阪高津郵便局の地名は「中央区道頓堀一丁目東3番地26号」です。
諸口5丁目浜
鶴見区の横堤駅(長堀鶴見緑地線)近くにある諸口には、「諸口五丁目浜」なんてのもあります。
珍しい地名なのですが思ったより街区表記が少なく、探すのに苦労しました…。
この他、西区に「千代崎三丁目中2」 というのもあるそうです。
変わった番地表記は大阪に留まらず全国的にもあるそうなので、皆さんも是非探してみてくださいね。