大阪の地下鉄が乗り放題!大阪観光におすすめの「エンジョイエコカード」を徹底解説!

大阪の地下鉄が乗り放題!大阪観光におすすめの「エンジョイエコカード」を徹底解説!

「大阪観光をおトクに楽しみたい」「大阪市内の地下鉄やバスをたくさん安く乗る方法はないかな」と思っている方へ。

土日に320円の切符を買うと損をすることになるかもしれません。

 

 

地下鉄社会な大阪では、大阪市内の地下鉄と大阪シティバスが乗り放題になる「エンジョイエコカード」を持っていると、スムーズに大阪観光を楽しむことが出来ます。

 

ネイティブ大阪民はもちろんヘビロテしてます。マストアイテムです。ギャルの鉄則です。

 

一枚持っているだけで交通手段が何度でも使えるだけでなく、観光施設にも割引価格で入ることができるので、お得に大阪を観光したい方、ライブやサッカー観戦の遠征にも最適のアイテムなのです。

 

 

大阪の地下鉄・バスが使い放題に!

「エンジョイエコカード」は、大阪メトロと大阪シティバスが一日乗り放題になるカードです。名古屋でいうドニチエコきっぷの大阪版ですね。

大阪の観光に外せない観光スポットのほとんどは、このエンジョイエコカードを使って訪れることができるのでとても便利!

エンジョイエコカードが利用できる大阪市内の公共交通機関は、次の通りになります。

出典:http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/cmsfiles/contents/0000181/181661/24-16-2.pdf

【上記マップ内】
・御堂筋線(江坂〜なかもず)
・谷町線(大日〜八尾南)
・四つ橋線(西梅田〜住之江公園)
・中央線(コスモスクエア〜長田)
・千日前線(野田阪神〜南巽)
・堺筋線(天神橋筋六丁目〜天下茶屋)
・長堀鶴見緑地線(大正〜門真南)
・今里筋線(井高野〜今里)
・南港ポートタウン線(コスモスクエア〜住之江公園)

 

【上記マップ以外】

・大阪シティバス全線
[大阪シティバスのバス車両一例はこちら]

以上の区間は、すべてがエンジョイエコカードの対象区間となります。

 

但し、ユニバーサルスタジオジャパン行きのバス、及びIKEA鶴浜行きバス(写真のバス)、

関西空港行きの高速リムジンバスは対象外です。

 

 

金額は?

料金は大人用土日620円(平日は820円)、子供用310円になります。

2023年4月より大人20円、子供10円の値上げを行っています。

 

この土日620円というのが非常にお得で、土日に大阪を3ヶ所以上巡るなら、絶対にこのカードを選んでおいて損はありません。

例えば梅田~難波、難波~天王寺はそれぞれ料金が240円ですが、土日に梅田・難波・天王寺を回ることがあるなら、まず間違いなくエンジョイエコカードがお得になります。

 

3回乗車する場合の損得
190円区間 570円なので普通の切符がお得
240円区間 720円なのでエンジョイエコカードがお得
290円区間 870円なのでエンジョイエコカードがお得
340円区間 1,020円なのでエンジョイエコカードが圧倒的お得

 

また、(土日に)320円区間以上を利用する場合もエンジョイエコカードがお得になります。

 

例えばサッカー観戦の遠征で、セレッソ大阪と長居スタジアムで対戦する場合。新幹線駅の新大阪から長居スタジアム最寄りの長居駅までは340円ですから、単純に往復するだけでもエンジョイエコカードの方がお得。

さらに観戦後の帰り道、難波や梅田に寄ってみんなでご飯に行くなら、まず間違いなくエンジョイエコカードを選んでおくと間違いありません。

 

 

購入場所は…?

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エンジョイエコカードは、以下の場所で購入できます。

・地下鉄の券売機(赤色・ピンク色・青色共通)
・定期券販売所
・駅構内のローソン
・大阪シティバスの営業所

※大阪シティバス内でも購入できますが大人のみの販売で、売り切れの場合もあるので駅の券売機で買うのがおすすめです。

 

ローソンで買うと絵柄が可愛くなる

また、自動券売機で買うと他のカード(回数券など)と共通で使用する券面の為、どことなく味気ない一色印刷デザインのカード(左)になりますが、駅に設置されている「大阪サブウェイ ローソン」や駅長室など有人の場所で買うと、カラー印刷の券面のカード(右)が買えます。

 

かつては上の写真のような「にゃんばろう(大阪市交通局のゆるキャラ)柄」のカードだったんですが、大阪市交通局の民営化で大阪メトロになってからは、上図のようなニュートラム・大阪メトロ・大阪シティバスの”顔”が入ったデザインに変更されています。

 

 

 

注意点:直通運転のエリアは対象外

また、注意したいのが、私鉄と相互直通運転をしている大阪メトロの路線を利用する場合

地下鉄とつながっているので一見わかりにくいですが、別会社なので「エンジョイエコカード」が利用できない区間になります。

・御堂筋線は江坂から先の北大阪急行の路線(緑地公園・桃山台・千里中央)
・中央線は長田から先の生駒・学研奈良登美ヶ丘方面の路線
・堺筋線は天神橋筋六丁目から先の阪急京都線・千里線の路線

江坂・長田・天神橋筋六丁目から先の私鉄駅まで行ってしまうと別料金が発生してしまうので、電車に乗る場合は行き先と降車駅を確認し、乗り間違えないようにしましょう。

 

 

大阪市内の約30ヶ所の観光施設で割引特典

エンジョイエコカードを持っていると、大阪市内の有名な観光施設で入場料の割引を受けることができます。大阪市外・市内どちらの方からしても観光で回りそうなスポットが多く、全てをピックアップしてみました。

・大阪城天守閣
・通天閣
・梅田スカイビル・空中庭園展望台
・大阪くらしの今昔館
・天保山大観覧車
・総本山四天王寺
・天王寺動物園
・大阪市立科学博物館(プラネタリウム)
・大阪歴史博物館
・大阪市立美術館
・湯木美術館
・大阪市立東洋陶磁美術館
・大丸ミュージアム<梅田>
・大阪市立自然史博物館/長居植物園
・咲くやこの花館
・日本工芸館
・国立国際美術館
・大阪城西の丸庭園
・大阪企業家ミュージアム
・上方浮世絵館
・国立文楽劇場
・大阪人権博物館 リバティおおさか
・天満天神繁昌亭(落語)
・和爽美(着物体験)
・キッズプラザ大阪
・スパワールド
・アクアライナー(大阪水上バス)
・大阪ダックライナー(水陸両用バス)
・阪港帆船型観光船サンタマリア(大阪水上バス)
・キャプテンライン
・WTC展望台

割引額などの詳細はこちら

以上、30ヶ所以上の観光施設の入場が割引になります。

 

歴史

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元々は1984年7月に登場した、「共通一日乗車券」が発端となっています。

1990年にはノーマイカーデー(毎月20日)にあわせて利用出来る「ノーマイカーデーフリーチケット」が登場。

1997年に「ノーマイカーフリーチケット」に名称を変え、20日と併せて毎週金曜日にも利用出来るようになりました。

現在の「エンジョイエコカード」は、どちらかというとこの「ノーマイカーフリーチケット」を発展拡大させたような制度で、金額は600円から少し値上げした620円(平日は820円)となっています。

 

まとめ

大阪市内の交通機関が一日乗り放題・観光スポットへの入場が割引になるエンジョイエコカードは、まさに大阪観光の際にぴったりの切符です。

使うときは改札に通す(バスは降車時)だけで利用開始になるので、事前に買っておけばいつでもスムーズに移動することができます。

大阪を訪れる際は、是非このエンジョイエコカードを使ってお得に観光を楽しんでくださいね!

 

 

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Writer:Anonymous Writer
Photo : Series207  2017/11/19
Rewrite:2018/09/16




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