「さっちゃんはね サチコっていうんだ ほんとはね」
NHKのみんなのうたや、幼稚園などで聞くことがある、誰もが知ってるこの歌。
なんと阿倍野区の昭和町にその碑があるのをご存知でしょうか。
サッちゃんはお姉さん
こちらがその記念歌碑。閑静な住宅街の中にある幼稚園に、ごく普通に存在しました。
昭和の初め、幼年時代の阪田寛夫は、現在の日本キリスト教団南大阪協会付属の南大阪幼稚園で、第二期生の園児でした。
その1年上のクラスに「さちこ」さんという園児がいました。
このさちこさんにたいする親しい思いを、後にこどもの詩というかたちに結晶させたのが「サッちゃん」です。(中略)南大阪幼稚園は、こどもの詩「サッちゃん」が生み出された場所です。
それを記念して園地の一角に、多数の有志のかたがたの熱意と協力が実を
むすんで、詩人阪田寛夫のこの作品の詩碑が建設されました。2006年10月14日
「サッちゃんの詩碑を建てる会」
なんと、サッちゃんさんは作詞家さんの実体験に基づく歌だったのだそうです!
1つ年上のお姉さんに想いを寄せていた…そんな歌だそうですね。
また、作詞家の阪田寛夫さんの経歴が掲載されたプレートもありました。
1925年に阿倍野区で誕生、1959年に「サッちゃん」を作詞。2005年に79歳で逝去されています。
全国的に有名なあの歌のスポットが、まさか大阪にあるなんて思いもしませんでした。
場所
場所は御堂筋線昭和町駅から少し歩いたところ、デイリーカナートや阿倍野郵便局の近くの「南大阪幼稚園」の一角にあります。