タイトル通りなんですが、今流行りの「Python」(パイソン)というプログラミング言語で、大阪メトロの到着メロディを演奏出来るプログラムを作りました。
作り方
1番線の到着メロディは
ミ♭シ♭ファシ♭ソ~
ミ♭シ♭ファシ♭ミ♭
です。
ややこしい話は省きますが、「ドレミファ~…」の音階は、周波数で表現できます。
先程の大阪メトロの到着音を周波数に直すと
‘ミ♭’: 311,
‘シ♭’: 233,
‘ファ’: 349,
‘シ’: 247,
‘ソ’: 392
となります。
続いて、これをプログラムに当てはめていきます。
Pythonというプログラムコードの書式に則り、以下の文章を書いていきます。
import winsound
import time# 音階と周波数の対応表(小数点以下は四捨五入)
FREQUENCIES = {
‘ミ♭’: 311,
‘シ♭’: 233,
‘ファ’: 349,
‘シ’: 247, # 低い方のシ
‘ソ’: 392
}# 鳴動パターン
pattern = [‘ミ♭’, ‘シ♭’, ‘ファ’, ‘シ♭’, ‘ソ’, ‘ミ♭’, ‘シ♭’, ‘ファ’, ‘シ♭’, ‘ミ♭’]# 鳴動時間
durations = [200, 200, 200, 200, 500, 200, 200, 200, 200, 600]# 音を鳴らす
for i in range(3): # 3回リピート
for i in range(len(pattern)):
frequency = FREQUENCIES[pattern[i]]
duration = durations[i]
winsound.Beep(round(frequency), duration)
time.sleep(0.1) # 音の間に短い間隔を入れる
これをメモ帳で書いて「UTF-8」で保存し、Windowsの「コマンドプロンプト」で実行すると、冒頭の大阪メトロのメロディが流れてきます(笑)
サイトのシステム上、シングルクォートが半角で表示されていますが、正しくは全角のシングルクォートになります。
具体的な手順
以下は、Windowsにプログラミング言語の「Python」をインストール・環境構築してからの方法となります。
具体的なインストール方法はこちらなどを御覧下さい
メモ帳を起動
(ここに入力して検索の箇所に「notepad」と書いてエンターを押すと起動します。)
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上記コードを貼付
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ファイル(F)
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名前をつけて保存(A)
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ファイル名を「1bansen.py」にして保存
(名前は何でもいいですが、最後の拡張子は.pyにして下さい)
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コマンドプロンプトを起動
(ここに入力して検索の箇所に「cmd」と書いてエンターを押すと起動します。)
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先程出来たpyファイルをドロップしてenter
▼
鳴ります!!!いえええい!!!!
2番線は?
2番線の方はこんな感じ。
import winsound
import time# 音階と周波数の対応表(小数点以下は四捨五入)
FREQUENCIES = {
‘ミ♭’: 311,
‘シ♭’: 466, # 高い方のシ♭
‘ファ’: 349,
‘シ’: 494, # 高い方のシ
‘ソ’: 392
}# 鳴動パターン
pattern = [‘ソ’, ‘シ♭’, ‘ファ’, ‘シ’, ‘ソ’, ‘シ♭’, ‘ファ’, ‘ミ♭’]# 鳴動時間
durations = [200, 200, 200, 600, 200, 200, 200, 200]# 音を鳴らす
for i in range(3): # 3回リピート
for i in range(len(pattern)):
frequency = FREQUENCIES[pattern[i]]
duration = durations[i]
winsound.Beep(round(frequency), duration)
time.sleep(0.1) # 音の間に短い間隔を入れる
是非鳴らしてみてくださいね。
Pythonは、人工知能(AI)に最適な言語と言われており、今後有望なプログラミング言語として注目されています。
「鉄道好き向けにプログラミング言語に興味が持てるような、とっつきやすい話と実例が何か無いかなぁ…」と、私自身学びながら考えていたので、今回ちょうど良さそうなこの話を記事にしました。
この記事が、皆さんのPythonを使う第一歩になれれば幸いです。