万博が行われる夢洲…のお隣の島である舞洲の「大阪まいしまシーサイドパーク」では、一面にネモフィラが咲く「ネモフィラ祭り2019」がゴールデンウィーク最終日の5月6日まで開催されています。
4万4000平方メートルの敷地に約100万株のネモフィラが一斉に咲くその風景は圧巻の一言。
大規模なネモフィラ畑は、これまで茨城県の「国営ひたち海浜公園」しかなく、関西や西日本一帯の地域からはあまりにも遠すぎるのが難点でした。
運営会社は河内長野市の「ピーエスアイコーポレーション」
昨年まではこの地でゆり園が運営されていましたが、2018年9月に来た台風21号でゆりそのものが塩害でダメになってしまい、どうしようかと考えていたところにネモフィラがインスタ映えして人気であることに目をつけた…とのこと。素晴らしい着眼点です!
同社の大木啓嘉(ひろよし)取締役営業本部長は「昨年の台風21号による暴風と高波で畑の半分ほどが塩害で駄目になり、ユリ園を断念せざるを得なくなった」と話し、続けて「代わりになる花を探していると、SNS映えするとしてネモフィラが人気だと知った」と話す。
当記事内ではイベント内容に関してはおおまかな説明に留め、バスでの輸送状況についてお伝えします。
ネモフィラとは?
ネモフィラとは小さな瑠璃色の花を4-5月に咲かせる、ルリカラクサ(瑠璃唐草)とも呼ばれる近年人気のお花です。
何故人気かというと「インスタ映え」で、一面に花のじゅうたんのように輝くフォトジェニックな美しい風景が、インスタグラマーやユーザーを魅了しています。
私もひたちなかにネモフィラ畑があることは知ってたんですが、さすがに茨城県に行くのは遠く、断念していました。今回の舞洲でのネモフィラ畑開催は、まさに「こういうのが欲しかった!」のツボをついたものでナイスマーケティングです。
関西の皆さんもそう思われていたのか、入場に20分待ちなど実に大盛況でした!運営会社さんに本当に感謝です…!!
バスの輸送状況
ところが、大盛況で人気だと今度は輸送に関しての弊害も出てきます。
ネモフィラの会場へは、西九条から「大阪シティバス 81号系統」に乗車するか、もしくはコスモスクエア・桜島から「北港観光バス 2・3号系統」に乗車するかの3ルートになります。
このバス輸送が、正直なところ追いついていないのです。
大阪シティバス
大阪シティバスでは81号系統(西九条~舞洲スポーツアイランド)が今回のネモフィラ輸送を担当していますが、輸送が全く追いついていない感じでした。
また、道中の道路渋滞によって、到着もかなり遅れていた模様です
バスが到着するのですが…
あっという間に満員になってしまい、15名程度が乗車を諦め次のバスを待つ事態に。
休日のダイヤ上はおおよそ30分~1時間間隔。
運転士不足からか大阪シティバス公式からも臨時バスの運行はないと発表されていましたが、私が観測していた範囲では15:40発・15:47発と明らかに30分間隔ではなく次々に発車していったことから、おそらくは増便の対応をしていたものと思われます。
「ネモフィラ祭り」開催に伴う臨時バスの運行はいたしません。
満員の際にはご乗車いただけないことがございますが、ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
「ネモフィラ祭り」会場へは他の交通機関をご利用ください。
尚、大阪市交通局時代だったゆり園の開催時では、臨時の続行便も運行されていました。この辺はサービスダウンしてしまった印象は否めませんね。
北港観光バス
北港観光バスの方もご覧の通り。
大阪シティバス・ 北港観光バス共にフル稼働です
先述したように、北港観光バスでは2系統が運行されていました。
コスモスクエアからの北港観光バスは30分毎の発車でした。
30分間隔ということもあり、かなりの乗客が見られました
2社共、バスはやや厳しいかも…
大阪シティバス・北港観光バス共にあまりにも混みすぎ、待ちきれずにタクシーに乗られる方もちらほら。
ネモフィラ畑自体はデートにオススメですが、特に舞洲島内がかなり渋滞して一向に進まない中を超満員のバスに乗り続けないといけないので、行く前から疲れてしまうのが難点ですね。
島内は比較的駐車場も多いので、おとなしく車で行くほうがいいかもしれません。