大阪市営地下鉄の中で些細なことでも一番!ということを取り上げる「なんでもイチバン」
今日のなんでもイチバンは…一番短い駅名である、出戸(でと)駅です。
なんと最短の2文字。アルファベット表記でも4文字と、とっても短いその駅をご紹介します。
その地名の理由は
1980年11月27日に谷町線天王寺~八尾南間開業に伴って開業。
名前の由来は、駅の上にある地名「長吉出戸」から来たものです。”出戸”のルーツは、明治以前にあった出戸村にまで遡る事が出来ます、
谷町線の計画以前は千日前線が川辺まで延伸される予定で、路線計画が谷町線に切り替わって具体的な計画案が浮上してからの仮称は「長吉駅」でした。
また、駅施設が道路よりも若干南側に敷設されているのは、以下の理由からのようです。
長居公園通が国鉄(JR)阪和貨物線を跨ぐオーバーパスがすでに建設されていたため、このオーバーパスの基礎を避けるため、道路から南に外れて建設されている。
今なお続く一大拠点、出戸バスターミナル
出戸駅には大きなバスターミナルである「出戸バスターミナル」があります。
大阪市バスの”バスターミナル”と呼ばれる拠点は、かなり縮小されてしまいました(弁天町など)が、出戸は未だ多くのバスが発着するなど、第一線のバスターミナルとして活躍しています。
1993年に操車業務は外郭団体である大阪バス振興株式会社に委託されていました。操車業務自体は2014年まで営業所ではなくバスターミナルなどの操車場で行われていたようです。[ref]大阪市交通局百年史[/ref]
最後まで残った行灯式発車標
また出戸バスターミナルは、大阪市交通局で最後まで行灯式発車標が残った場所でした
今やLEDやLCDで掃討されたこのタイプですが、出戸バスターミナルの発車標についてはリニューアルされることなく廃止されました…。
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Photo,Writer :Series207 2016/07/26