以前、大阪市交通局で「恋するフォーチュンクッキー」としてご紹介した大阪市交通局のYouTube動画。
あれから2年が経ちますが、同じ公営交通事業者である横浜市営地下鉄との差がかなり酷いことになっています。
面白くPR効果の高い動画
こちらが大阪市交通局
こちらが横浜市交通局
どちらも中の人や内部組織がよく見え、素晴らしい動画には間違いないのですが…
大阪と横浜の差…
コメント欄を見てみると、天と地の差があります。
横浜の場合
・みんなノリノリ~横浜大好き!!!
・部署名と業務内容が書かれているので、ここで勤務する方々のお仕事も少し理解できたのが良かったです。会社柄、男性社員が多いのもわかりました。 また、割と年配の男性(おそらく役職のついた)社員さんが一番笑顔で踊って楽しんでいたようにみえました。 皆さん、これからも頑張ってください!
・おいちゃんたちのダンスにキュンキュンするわ…たまらん… こういう企業イイなぁ〜
大阪の場合
・覚醒剤で8人もパクられてるwww
・大阪市営バスが30年連続赤字とか言ってたけど 年収1400万の運転手はまだ居るのかな?
・大阪市職員といえば不祥事のイメージしか無いよね。
・橋元氏退職で、カラ残業、カラ主張、ヤミ賞与 ヤミ年金、ヤミ退職金復活かもwww
こ れ は ひ ど い
試しに、冒頭コメントの「覚醒剤で8人もパクられてる」について調べてみましたが、どうも事実のようです。
(2011年)8月1日、大阪市営バスの運転手・中村和明容疑者(48)が、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで大阪府警に逮捕されたのだ。
中村容疑者は7月31日午後11時50分頃、マイカーで大阪市内を蛇行運転していたところを職務質問され、尿検査の結果、覚醒剤の成分が検出されたという。しかも調べに対し中村容疑者は、「覚醒剤はストレス解消のために数年前から使っていた。7月31日午前中に自宅で使用し、その後、バスを運転した」というから恐ろしい。大阪市交通局では1996年以降、’09年までに、バス、地下鉄の乗務員8人が薬物絡みの事件で逮捕されており、中村容疑者で9人目。人命を預かる都市交通、それも一つの組織から9人というのは尋常ではない。大阪市営交通の乗務員にジャンキーが多いのはいったいなぜか。
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20110829/Weeklyjn_1064.html
この他にも…
今朝の報ステサンデー。冒頭が大阪市交通局の実態特集。古いムーブの映像が流れて年収1000万円のバスレーン監視員の話。懐かしいなぁ。2005年10月とありますが、決算で取り上げて廃止にさせるのに、随分、粘ったのを思い出しました。MB… http://t.co/syEK4OAM
— 辻よしたか (@ytsuji2001) January 8, 2012
バスレーンの監視だけで年収1,000万!大阪市民が反感を持つのも当たり前です。
市民との信頼関係は最悪
根底にあるのは、利用者と局の信頼関係、ひいては市民と交通局員の信頼関係でしょう。
上述の覚せい剤を始め、バスレーンを監視するだけの暇そうな職員など、正直1990年代真ん中から橋下市長が就任する2011年頃までの大阪市交通局員のイメージは最悪で、現在もそれをやや引きずっている印象です。
ですが、それは過去の話。
今、こうしてPR活動やCS活動に必死な現業の方々は、汚名返上の為に大阪市交通局の信頼関係を市民に修復してもらおうと懸命に頑張っておられるはずです。あの動画も、その行動の一つであることは間違いありません。
確かに過去は最悪の印象であったかもしれませんが、2016年の今、その行動をもっと評価するべきだと私は考えます。
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